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海南島、波とトイレットペーパー
2009/2/14
日月湾で毎食お世話になった中華料理屋さん
海辺の中華料理屋さん。奥のビーチで波乗りしました。

<はじまり>
「ここは国内線の空港だから、銀行はないよ」。
日付も変わろうとする時間、三亜の空港に到着、両替しようとしたわたしは、出ばなをくじかれた。

中国語で「ない」は「メイヨー」という。「没有」と書く。中国で何かを質問したとき、頻繁に返ってくる返答「メイヨー」。「あるけどない」ということね。けっこう深い言葉らしい。日本語の「ないよー」に似てなくもない。

「ない」言われても困る。中国のお金も「メイヨー」なんだから。
「国際線のロビーならあるかもしれない」。「でも、この時間だからなあ」。中国語は、いくつかの単語くらいしかわからないんだけど、切羽つまれば、別。後になってしみじみ思い知らされるんだけど、このへんは、ホントに、ビックリするほど、英語が通じない。

国際線のロビーに向かって、ボディボードをかついで歩いた。でも、警察官に止められた。親切に対応してくれたんだけど、要するに「国内線のロビーに戻ってね」ということ。仕事でたらいまわし、旅に出てもたらいまわし。^ -

中国人はニベがないって印象があるかもしれないけど、案外親切な人がたくさんいるのよね。このときも10人くらいにいろいろ訊いたけど、親切じゃなかったのは、一人だけ。

銀行は国内線もメイヨー、国際線もメイヨー。そうだ、クレジットカードがあった! さっき質問した国内線のロビーの(実はエグゼクティブのためのサービス・カウンター)に戻り、「メイヨー」と一言いうと、担当者?は頭を抱えた。さっと、クレジットカードを差し出す。

「おーっ、このマーク!」。ビザマークを見て、彼は叫んだ。「カーッ!」。どうやらカードのことらしい。「それなら、あっちに機械があるよ!」。

「あっち」に向かって歩くが、経費削減のためか、あたりは真っ暗闇。途中、警察官が待機しているところがあったので、念のため、訊いてみた。夜食のカップラーメンを食べていた婦人警官にビザカードを見せると、「それなら、あそこに機械があるわ」。お箸を持つ手を止めて、答えてくれた。

中国のお金が、機械から出てきたときは、「ありがたいなぁ」と思った。

<そのつぎ>
1泊めのホテル近く「何言ってんのよ、メーターがあるじゃない!」。メーターを指差しながら日本語で言うと、「いや、100元払わないんだったら、乗せてやらない」と中国語で答える。タクシードライバーは強気だった。ま、いいか、なんとか中国のお金も手にしたことだし。

上客だと認識した彼は、クルマを走らせると、タバコをくれた。すでに深夜1時近くになっていた。

あまり有名ではないホテルらしく、ドライバー君はケータイで確認したりしながらも、目的地に着いた。「えっ、ここ?」。「そうだよ、ほら、このホテルでしょ?」。ネットに載ってた写真とはかけ離れたイメージ。

フロントの女のコも、まったく英語がわからなかった。でも、「上海に住んでいて、海南島は初めてで、日本語を数週間勉強したことがある」という若い男のコが(なぜか)その場にいて、通訳してくれた。チェックインまで時間はかかったけど、本来付いていないはずの「朝食券」もいただきました。

「ひさしぶりにやっちゃったな」。部屋に入ったときの印象。ネットで予約して1泊3300円なので、文句は言えないんだけど、うーん、香港の重慶マンションの安宿みたい。シャワーを浴びると、便器は水浸しだし。重慶マンションの安宿より、面積はずーっと広いけどね。

よければ、もう1泊しようと思ってたんだけど、翌朝、どさくさに紛れていただいた朝食券で、とても質素なバイキングを食べ終わった後、ホテル探しに出かけた。

慌しく到着したので、三亜の詳しい地図は持ってなかった。でも海の匂いがするほうに歩いていったら、大東湾のリゾートエリアに出た。うわっ、ロシア人だらけ。

<大東湾リゾートエリア>

3か所ほど見てみて、決めたホテルの部屋にはパソコンがあった。ベッドが2つあるのは昨晩と同じだけど、大きな窓からは大東湾が見渡せた。ベッドの他にリクライニング・チェアがある。お値段は昨晩の3倍くらいね。窓の外に広がる海を見ながら、お昼寝。

目覚めて浜辺に行くと、本格的なビーチ・リゾートだった。ボードウォークがあって、洒落たレストランやバーが並んでて。よーく考えてみると、今は世界的な経済危機なのに、みんな(わたしも含めて)お気楽で、しあわせそう。薄曇、気温はたぶん20度くらい。なのに、海に入っている人たちもいる。いま、ロシアは氷点下だもんね、きっと。そんなことを考えながら、浜辺で横になったら、本格的に、また寝た。

心なしかロシア風の建物もある「何でこんなにロシア人が多いんだろう?」。英語が話せる人に会うと、訊きたくなる。「ロシアと中国は昔から同盟関係にあるからじゃない?」。「ハワイと同じ太平洋にある島だからじゃない?」(「大陸っぽい考え方だなぁ」と感心した)。「ロシアに比べたら、ここは物価が安いから」。「ロシアが寒すぎるから」。いろんな答えが返ってきた。

ゴハンは海辺のレストランじゃなくて街中の中華料理屋さんで食べた。大東湾のいいところは、リゾートと庶民の町が合体しているところ。ひとつめは、残すほど量が多く(無念!)、今にして思うと、街中の中華料理屋さんの割には高かった。テーブルにポケット・ティッシュが置いてあったからね。それでもビール飲んで、炒め物を頼んで、ゴハンも食べて、日本円で400円ちょっと。2か所めで、ティッシュはトイレット・ペーパーになった。3か所めで食べた麻婆豆腐は(辛いものにはかなり強いわたしでも)悶絶しそうになるほど、辛かった。

ヘルトン・ホテル泊ったホテルは「三亜荷泰海景飯店」(HERTON SEAVIEW HOTEL SANYA)。四つ星くらいかな。「ヘルトン」と読むのか、「ハートン」と読むのか?「ヘルトン」だったら(ヒルトンもどき)中国らしくていいなって思う。

ちなみに、テレビをつけると、ロシア語のチャンネルが一番最初にある。よく、ロシア版テレノベラをやっていた。あらぁ、懐かしい!

英語のウェブサイトは、ここ! http://www.herton.net/English/index.asp

鹿回頭公園のボブスレー?大東湾では、「鹿回頭公園」という観光地に行った。ここは鹿が美しい娘に姿を変えたという先住民の伝説の地だという。入り組んだ地形の三亜の街を見渡せる展望台がある。けっこう大都会なんだわ、この街。

右の写真は、入場券にもれなく付いてくる乗り物。ボブスレーのような、プラスチック製の箱?に乗り、線路のような軌道を進む。公園の入口と山の頂上を結んでいるのね。タイムスリップしそうに老朽化した施設。今は昭和30年代か?って感じね。いくら単純な乗り物だからって、ワイヤーが切れたら、重力で落ちるし。

頂上には大きな鹿のオブジェがある。

この公園にいたときのわたしは知らなかったんだけど、その1か月後、ともだちに薦められて『鹿男あをによし』を読むことになる。この本、喋る鹿が登場するんだけど、生臭くて、人間ぽいのに理性的。なおかつ動物らしさはちゃんと残しているっていう、不思議な鹿。今、書いてて、この公園、鹿づくしだったなって思い出して、何だか運命的なものを感じたりした(いつものことだけど)。

三亜最終日、「三亜荷泰海景飯店」のフロントの親切な女のコに案内してもらって、乗り合いバス・バーミナルに着いた。次は、波乗りだ。

関連リンク テレノベラ

<波に向かう〜日月湾>
庶民的なバスが出発してしばらくたつと、お手洗いに行きそびれたことに気づいた。「もつだろうか?」と思ってたら、バスが止まった。女性の車掌さんが降りたので、後に続いた。一見、愛想なく見えるけど、わたしがついてくるのに気づいたのか、振り返り、「あっちだ」と目線を送った。目線の先にはコンクリート・ブロックを積んだ小屋がある。

小屋のドアを開けると、壁に仕切られて、2つの「スペース」が並んでいた。スペースにドアはない。溝があるだけだ。彼女は、何のてらいもなくしゃがんだ。わたしはためらった。ためらっていると、しゃがんだ彼女を見下ろす状態になる。「何でしゃがまないの?」というちょっとした反応。コンクリート・ブロックひとつ分の幅に足を乗せ、二人並んで、溝に向かってオシッコする。そうすると、共有しているって感覚になるんだよね。彼女は確かに拭かなかった。だから、あたしもね。

途中下車できるって話だったけど、高速道路から町中に入り、降ろしてくれるもんだと思ってた。が、降ろされたのは「日月湾」と大きな標識がある、高速道路の出口。小雨が降っている。

想像以上に、何もなかった。歩き始めてしばらくすると、人の気配がした。ホテルかと思ったら、牧場だった。次にあったのが台湾村。ネットからプリントアウトしたした目的地の写真を見せると、「もうちょっと先だ」と言う。警備員の女のコは最初こわもてだったけど、わたしが日本人だとわかると(日本語で)「よしよし!」と何度も言って、笑った。

警察官に止められた。ここから先に行っちゃいけないって言う。三亜空港の警察官と違って、この人は権威的で、なんだか戦前の憲兵みたいな感じ。

ネットのプリントアウトがこんなに役にたつとは思わなかった。実は予約してないんだけど、目的地の写真のプリントを彼に見せると、予約票だと思ったのか、顎で「行け!」と言った。

雨に濡れ、ようやく目的のホテルにたどり着くと、受付の女のコは傍にあったトイレットパーパーをクルクルと手に巻き取り、わたしに差し出した。それは、本当に愛情のこもった一瞬だったのだ。英語はほとんど通じなかったけど、部屋があることはわかった。鍵ももらった。安心して、しばしお昼寝。

「ウォーターもわからへんのんか!」

起きて、ロビーに降りていくと、日本人サーファーがたくさんいた。お話好きそうな、関西人カップルを見つけて、波の状態などを訊いてみた。しばし話をして、「じゃ、水でも買って部屋に戻ろうか」ってことになり、カップルの女性が売店で「これはウォーター?」と尋ねたが、お店の人はニコニコ笑うばかり。そのときの、彼女の反応。

あたしは吹きだしそうになったけど、おもしろいよね〜!って言っても、大阪人は「何でや?」って言うかもしれない。大阪人も大阪弁も魅力的だ。東京人よりも中国人に近いような気がする。

<波乗り>
波乗りした海の近くには、ラクダがいた。海南島で波乗りができるというコトは、ネットで調べてて知った。サーフィン・ツアーを催行している旅行会社に問い合わせもしたけど、要約すると「海南島では英語がまったくと言っていいほど通じないので、ウチのツアーを利用しなければ、海南島でサーフィンをするという目的は達せられないでしょう」みたいな言い方をされ、カチンときた。アンタにサービスを提供していただかなくて結構!的モードに入ったのが、この珍道中が始まるキッカケ。

旅行中、あまりにも英語が通じないので、ときどき彼の言葉を思い出し、「なるほどね〜」と思うことも多々あった。でも、英語とか、中国語とか、日本語とか、言葉って機能だけじゃないんだよね。改めて、今回の旅行では、ノン・バーバルについて教えてもらいました。

波はセットで頭、ほとんどが胸〜肩のちょうどいいサイズ。海から見て、右側が岩場になっているので、波はすべてレフト(グーフィー)。レフトのほうが好きなので、それもちょうどいい。ボードに波の面が吸いついてくるような、長いブレイク! 至福でした。

海に入っているのは、ほとんどが日本人。多少、人数は多めだったし、気候が思ったより涼しく、天気も小雨が続いた。海から出ても、長袖でもちょっと寒いくらいだったので、20度は軽く切ってたと思う。なのに、ウェットを忘れ!水着で海に入ったので、相当寒かった。

それでも、乗って、乗って、乗りまくった。ちゃんとパワーがあって、面が整った、長い波。こんなにいい波があるなんて、想像していなかった。

いい波をつかまえたときの感動は、過程に比例するのかも。

よく「未知の波」とか言うけど、誰も入っていない外国の海でひとり波乗りをするのは、相当な勇気がいる。だから日本人サーファーがいっぱいいれば安心ね。若者は少なく、見渡せば年寄りばかり。「混んでいる」「乗りにくいな」とか、独り言をつぶやき続けるオヤジもいて、うざかったけど。あと、一番いいテイクオフのポイントを独占してたグループがいて、ケンカになってた。「お前ら、ローカルか?」。「旅行会社に独占していいって許可とったのか?」。「お前ら、上がれよ!」。

最近、「マナーとルール」がよく語られ、わたしもいろんな場面で「ちょっとどうかな」と思うことがよくある(と同時に、自分も反省する習慣をつけようとしているんだけど)。それにしても、海南島の海でこんなケンカに遭遇するとは思わなかった。これじゃ、千葉の海といっしょじゃん。あんまりいい気分じゃないな、と思ってたら、いい波が来た。みんながケンカしているのに気を取られている隙に、いただきました。

2日間、朝夕波乗りをしたので、10時間近く入ってたと思う。本来、波乗りしに来たはずだったのに、途中、ウェットを忘れたことに気づき、リゾートでのんびりしてたら、波乗りはオマケでいいかな、ちょっと入ってすぐ出よう・・・くらいのモードに変わってた。なのに、この波! 

<ホテルと海辺の中華料理屋さん>
日月湾で泊ったホテルホテルのパンフレットをもらわなかったので、詳しいことはよくわかんないんだけど、たぶん国営じゃないかと思う。受付の女のコたちはホントに親切。ただ、建物は学校っぽく、図書館ぽく、質素。この写真がそのホテルで、看板に書いてあるのがホテルの名前なんだけど、日本で使わない漢字も入ってるし、読み方もわからん。

ホテルにたどり着き、いい波にも乗り、ひと安心すると、中国のお金がなくなりつつあることに気づいた。テレビはあるけど、近くに銀行はなく、クレジットカードも使えない。またか・・・。

残っているお金を並べ、計画を練った。ゴハン、ミネラルウォーター、タバコ、三亜まで帰るバス代。それだけあればいい。三亜に戻れば銀行がある。ホテルのレストランと100メートルほど離れた海辺の中華料理屋さんを食べ比べてみたら、同じようなメニューでも海辺のほうが、10元(150円くらい)安くて、おいしくて、ピーナツもつけてくれる。

日月湾で毎食お世話になった中華料理屋さん経済的な理由で通い始めた中華料理屋さんだったけど、安くて、おいしいうえに、親切! 筆談で会話もしたりして。「1月1日には『国家』に帰るのか?」と書いてきたときには、思わず笑っちゃった。なるほど。「国家」って表現するのね。

最後の晩餐?では、お店の女のコと抱きあって、別れを惜しみました。

別れ際、「また、必ず、戻ってきてね!」と言ってくれたときは、「今まで旅行してきて何度、こんなふうに言ってもらっただろう」って、ちょっとセンチメンタルな気分になった。中国っていうと、ちょっと引いちゃう人も多いみたいだけど、中国はとっても懐が深い国だと思う。共産主義特有の権威主義っぽさ、ニベのなさはあるけど、そんなことを超えた魅力がある。だいたい、日本にだって「権威主義っぽさ」は、たくさんある。

そういえば東京にいると「中国産食品」を避けていたけど、中国にいたときは、まったく気にならなかった。何もかもが中国産なのに。

<三亜に戻るの巻>
高速道路の出口に立つと、乗り合いバスは待ち合わせしてたかのように、すぐに来た。愛想のない女性の車掌さんが、めんどくさそうにあたしのボードを積荷の魚の上に載せる。バス停はなくても、すぐに停まる。乗客がいそうなところは、速度を落として走る。ほんのちょっとでも場所があれば、人も乗せるし、荷物も載せる。人間味があって、たくましい。

三亜のバスターミナルに到着したとき、中国のお金は手元に約30元(450円)あった。近くの食堂で10元の定食を食べた。雑然としてて、ゴミがそこらじゅうに落ちてて、水たまりだらけで、埃っぽくて、排気ガスの匂いがして、人があっちからもこっちからも溢れてくる。大皿の上に、おかずがいっぱい載った定食を食べながら、あたしが本当に好きなのは、こういう時間なんだと思う。

大東湾は経験したので、今夜は三亜湾に泊まろう。三亜は椰子が有名だ。地図を見ていたら、椰子の名前を冠したホテルがあったので、行ってみたけど、ラスト・ナイトを飾るには、垢抜けなさ過ぎた。

別のホテルを探して、3つほどまわった。ひとつは満室。もうひとつは、5つ星クラスのホテル。なのに、どう見ても一般社会の住人とは思えない目つき・顔つきをした用心棒がいて、あたしを追い払おうとした。フロントで確認すると、真実かどうかはともかく「満室」という返事だったんだけど、いくら建物をゴージャスにしても、あんな目つきの用心棒を正面きって置いとくようじゃ、お里が知れる。

最終日のホテル。晴れてたら気持ちよかったと思う。3度めの正直、3つめのホテルは1泊だけなら部屋があるという。ここもまったく英語が通じなかったので、チェックインにかなり時間がかかった。東京に電話ができるというので、電話キャビネットに入り、フロントに戻ったら、日本語で喋りかけられた。

「日本人の方ですよね」。

ゴルフ旅行か、大人のカップルだった。女性は中国人、年の頃40歳前後。男性は50歳前後の地位がありそうな紳士。

ふたりは1泊の値段や、明日の晩は満室なことなど、全部日本語で説明してくれた。さっき、筆談で何とか理解してたことだったんだけど、親切がうれしい。

「海が見える部屋だそうです。そう、明日の朝は早いんですね。じゃ、モーニングコールを頼んでおきましょう。タクシーも頼んだほうがいいですよね」。てきぱきと物事を進めた後、ふたりはタクシーに乗り込み、あっという間に消えた。

大人カップルのおかげで時間ができたので、「天涯海角」という名所に行くことにした。行きのタクシー・ドライバーは、反対車線をかっ飛ばすし、乗ってからも、もっと払え、もっと払えって言うし、ハズレ。だけど、天涯海角は、ま、奇岩が並んでいるだけっていえば、そうなんだけど、行く価値はあった。

2元札に描かれている岩の前で。それぞれの岩の前でポーズを取る中国の人々。ただの岩といえばそうかもしれない。でも、写真を撮る人々は底知れないエネルギーに満ちている。なんでだろう?って考えてみて、もしかすると彼らのルーツ的な何かがあるのかもしれないと思った。例えば2元札に描かれている岩の前でポーズを取る。無邪気にはしゃぐ彼らには、どこかナショナリズムを感じたりして・・・。

日本ではすっかり終わった北京オリンピックの広告も、まだ残ってるんだよね。

それにしても、今回は4つのホテルに泊まったけど、なぜ、四つ星クラスのホテルでも、トイレットペーパーの予備が置いてないんだろう? やっぱ、拭かないから・・・かしら??? ハウスキーピング担当者から、トイレット・ペーパーを何度もいただいた。昔、上海に行ったとき、コンビニでトイレット・ペーパーを買ったこともあったっけ。ずっと忘れてたことを思い出したりした。

天涯海角、謎の日本語東京に戻って、12ロール入りのトイレット・ペーパーを買ってきて、ウチのお手洗いの収納に並べながら、ほっと安心しながら、海南島を思い出す。そして、懐かしい気持ちになる。トイレット・ペーパーがなくたって、あたしは中国が大好きなのね。







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