満州だったころ、大連近郊のリゾート地として賑わったこの海岸を、日本人は1909年に星ヶ浦と名づけたそうだ。ゴルフ場があり、海水浴場があり、別荘も続々建てられたという。そして、かつて、ここにも満鉄経営のヤマトホテルがあったんだってね。大連に行く前、そんな話を読んで、東京でいえば、逗子のような戦前からの別荘地で、品のよい面影を残し、なおかつほんのちょっと憂いを含んだ海辺の高級住宅地の雰囲気を想像してた。
教えてもらったバスに乗り、「星海広場」で降りると、とてもキレイに整備され、緑がまぶしい大きな公園が目の前に広がった。想像とちょっと違うにゃ。
公園の中に入り、傾斜を下って海辺に降りていくと、小振りな江ノ島、香港の赤柱(スタンレー)みたいな、海水浴場に出た。ビールを飲み、ボーッとし、タワーに昇る。タワーの頂上からは、バンジージャンプが
星海海水浴場の写真
生まれて初めて
最終日の星海街
写真:ドライバーのおねえさん??? 別荘???
参考資料
『井上ひさしの大連 写真と地図で見る満州』
井上ひさし・こまつ座編 小学館
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