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6/05/2000
追悼 ティト・プエンテ

EL RAY DEL TIMBAL(ティンバルの王様)として、ラテン音楽界のトップに君臨し続けたティト・プエンテが、5月31日、ニューヨークの病院で亡くなりました。享年77歳(78歳という説もある)。

プエルト・リコ出身の両親の長男としてニューヨークに生まれたティト・プエンテは、1950年代にデビュー。マンボブームを築き、100枚以上のアルバムを発表しました。特に女王セリア・クルースとのコラボレーションは有名。キューバ音楽やジャズなど多様な要素を取り入れ、ラテン音楽をより深いものへと導いたのです。

1993年ごろ、セリア・クルースといっしょに来日したとき、ライブを見に行きました。「アスーカル、ハァッ!」とお馴染みの合いの手?を入れながら、迫力満開で歌うセリアのバックで、音全体を引き締め、盛りたてていた彼のプレイが強く印象に残っています。謹んでご冥福をお祈りいたします。

リアルオーディオで試し聴き
彼の100枚めのアルバム "The Mambo King"(1991)より CELIA Y TITO

6分近い曲のほんの一部しか紹介できませんが、ぜひ!1曲まるごと、聴いてみて。セリア・クルースとのコンビネーションが絶妙!このアルバムには、他にもすばらしい曲がたくさん入ってます。改めて聴くと、涙もの・・・。ちなみに、「マンボ・キングス」のサントラ盤とは、別ものです。



彼のティンバルはもう聴けない・・・。



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