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マルティニークのデータ |
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言葉 (前略)「クレオール」という言葉は、もともとは「植民地生まれ(の白人)を指すために用いられていた。たとえばフランス人が海外に進出して植民地を作ると、やがてそこで本国を知らない子供が生まれる。それを本国生まれのフランス人と区別するために「クレオール」という呼称が用いられるようになった。この語はもともとポルトガル語やスペイン語から入ってきたもので、要するに西ヨーロッパ諸国が大西洋を越えて遠いアメリカに進出したとき、共通に遭遇した新しい事態に対応して生まれた言葉で、アメリカ地域に植民地をもったあらゆる国には、多少の発音の違いはあっても共通して「クレオール」にあたる語がある。 この地域の植民地は、後にも触れるようにサトウキビ産業によって成り立っていた。そのための労働力としてアフリカから大量の黒人奴隷が運び込まれた。かれらも首尾よく生き残ればこの地で子供を生むようになる。そのときアフリカ育ちの奴隷と区別するために、この地で生まれた奴隷がやはり「クレオール」と呼ばれるようになる。そしてサトウキビ農園での労働のために、白人支配者と黒人奴隷との間の最低限のコミュニケーションの必要から生まれた言葉も「クレオール」と呼ばれるようになり、こうしていつしか、この植民地に生まれたあらゆるものが、人も、言語も、物も、文化も、「クレオール」の名で呼ばれるようになった。つまり「クレオール」とは植民地に生まれた生活世界の内実をまるまる意味する言葉になったのである。(後略) アーティスト名 KALI タイトル RACINES 1988 アーティスト名 TANYA SAINT VAL タイトル AMETHYSTE 1996 アーティスト名 BEETHOVA OBAS
タイトル PA PRESE 1996 旅行した時期は1996年10月〜11月です。 |
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