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01/19/2004 | ||
福州路近辺 |
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かつて、このあたりには阿片窟があったんだそうだ。今は近くにはウェスティンもあるし、高層ビルも建っていて、いにしえの時代のカケラもなかなかみつからない。でも、古い建物の窓を見て、「ここはかつて魔窟だったのかも・・・」なーんて想像を巡らせながら、歩くのはたのしい。福州路は、歩行者天国になっている目抜き通り「南京東路」の近く。昔ながらの風景がけっこう残っていて、このエリア、好きです。 |
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福州路と江西中路の交差点にある、福州大楼(旧ハミルトン・ハウス)。この交差点には、新城飯店(旧メトロポール・ホテル)など、これと同じタイプの建物が3つ建っている。すっごい迫力で、70年前に引き戻されそう。ドキドキ・・・。 |
福州路と江西中路の交差点に建つ、もうひとつの建物がこれ。租界時代の最高行政管理機構、旧工部局が、ここに入っていたんだそうだ。どんな密約!?が交されていたんだろう。しかし、旧工部局警察は、逮捕した中国人に対して拷問を行っていたという。レトロでコロニアルな建物は、列強たちの植民地支配という侵略のカタチ。その意味を考えると・・・。 |
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旧工部局の建物、側面。 |
福州路あたり。 |
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福州路と江西中路の交差点からちょっと西に行ったところで交わる山東中路あたり。下町っぽい雰囲気、おいしいゴマダンゴも売ってます。 |
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古い建物は数々あれど、こういう模様(様式というべきか)は、あんまり見当たらなかった。写真撮ってたら、地元の人が、「えっ、ここになんか特別なものあったっけ?」ってな顔して、振り返ってこの建物を見た。こういうことは、何度も何度もありました。外国人がヨドバシカメラ新宿西口本店の前で、真剣に写真撮ってるみたいなもんかしら。 |
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