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2/27/2000
メキシコのテレノベラはこうじゃなくちゃ・・・ね! 
LABERINTO DE PASION
情熱の迷路 メキシコ テレビサ製作 1999-2000年

主人公ふたり
主人公のふたり。左:フランシスコ・ガットルノ、右:レティシア・カルデロン
Courtesy by America Television, Peru
http://www.americatv.com.pe/website/2000/default.htm

蘇る過去の怨念と因縁、兄弟をもて遊ぶ魔性の女の欲望と復讐、禁断の愛に苦しむ男、莫大な財産をめぐる凄惨な駆け引き、血のつながりゆえに憎みあう父と息子・・・。大農場を舞台に、ひとりの美しき女性をめぐって、愛と骨肉の争いが繰り広げられます。ここにメキシコのテレノベラのすべてがある!古典的だし、結末も見え見え。わかっちゃいるけどやめられな〜い。

<物語の始まり>
村で一番の大農場の地主、ヘナロ・バレンシアの妻ソフィアは、強欲で非情な夫との愛のない結婚生活に疲れ果て、画家ガブリエルとの駆け落ちを決意する。ふたりは幼いころから愛を育んでいたが、彼女が親の決めた相手と政略結婚させられたため、涙を飲んで別れたのであった。

待ち合わせ場所で彼女を待っていたのは、なんと!夫のヘナロ。妻の計画を嗅ぎつけ、駆け落ち相手のガブリエルを殺しにきたのだ。ピストルを奪おうとするソフィアと揉み合っているうち、ヘナロは誤って彼女を撃ち殺してしまう。大悪人ヘナロは、罪をガブリエルにかぶせようと策略を練る・・・。実はこのふたり、昔っからの天敵だったのね。

一方、ヘナロの2人の息子と、美しく聡明な少女フリエタは幼馴染み。兄弟は彼女にほのかな恋心を抱いている。ある晩のこと、彼女の家は何者かに放火され、たったひとりの肉親である祖父を失ってしまう。孤児になったフリエタは、(なぜか)ガブリエルに引き取られることになり、村を離れ、メキシコ・シティへと旅立った。それにしても一体誰が、何のために彼女の家に火を放ったのか???

<そして・・・>
時は流れ10数年後。フリエタは美しく成長しただけでなく、医者の資格も得て、前途洋々。なのに(なぜか)自分のルーツを求め、あの因縁の村に戻る固い決意を固める。彼女の養父ガブリエルは、過去の怨念が蘇るのを恐れ、必死で止めるが効を奏さない・・・ばかりでなく、彼もいっしょにあの村に戻る羽目になってしまう。さあ、成長し村に戻った彼女を待ち受ける運命はいかに??? そしてガブリエルと天敵ヘナロの対決のときが迫る!!!

<エトセトラ>
ヒロインフリエタ役は、メキシコの女優さんレティシア・カルデロン。1997年に『エスメラルダ』っていうノベラに主演し、全世界?を感動の渦に巻き込んだ。美しき盲目の少女が、身分の違う恋に悩み苦しみ強くなり、手術をしたら目も見えるようになり、もちろん恋も成就しハッピーエンド。ま、それだけのことなんだけど、一時はテレノベラ・インターネットの掲示板もエスメラルダ一色に染まるほど、白熱したんだわ。東欧や旧ソ連諸国でも放映され、彼女が来訪したときは、熱烈歓迎状態だったらしい。そういうわたしも、かなり真剣にハマったっけ・・・。彼女の顔はそんなに好みでもないけれど、存在感あるし、ハスキーな声もいい。


フリエタのお相手役、フランシスコ・ガットルノは、超好みです。野望がみなぎりギラギラしてて(脂っぽいわけじゃない)、野生味がある。ノベラって比較的好みなオトコが少ないから、彼は見っけもん。他にも、ドスの効いた低〜い声の悪女とか、すべてを見抜く冷静なおばあちゃんとか、魅力的なキャラクターがたくさんいるのね。

メキシコには地上波テレビ局が2つあって、ひとつはこのノベラを製作したテレビサで、こういう古典的な物語が得意な古参テレビ局。新興勢力のTVアステカは、現実的、現代的な問題を取り上げ、近ごろ支持がうなぎ昇り。テレビサのノベラは、長年の熟練のたまもの、ハマらせるツボ(劇的な音楽、悪と正義のキャラクター配置、運命的なストーリー展開、etc...)を心得てるもんだから、ついつい抜けられなくなっちゃうんだわ。そんなテレビサも最近は、ちょっと変わった作風のノベラを製作し始めてます。それは次回にご紹介!


いったいいつの写真?メイクがすごすぎる・・・

まだまだ・・・

最近の彼女!
レティシア七変化
上の3枚の写真は、このノベラの主演女優 レティシア・カルデロンの過去から現在です。
暗い過去・・・状態?
とにかく、メイクの問題だけじゃなくて、確実にキレイになってる。
トップの写真も彼女。



冷静なおばあさん役 マリア・ルビオ
マリア・ルビオ 
冷静なおばあさん役。威厳ある演技で作品を引き締めてます。
実生活では、脚本家の旦那さんがゆすりの罪で逮捕されたりして、けっこうタイヘン。

 

 

関連リンク ラテン系 エトセトラなリンクたち
テレノベラ・インターネットへのリンクがあります



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