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ラテン・ダイアリー 2008


2008年2月4日(日)OJOS DE BRUJO
ひさしぶりにタワーレコードに行き、ワールドのフロアに上がったら、エスカレーター正面のコーナーで紹介されていたのがOJOS DE BRUJOのCD、DVD付。最初、DVDはいらない!って思った。でも、ついててよかった。

ライブって、基本はその場にいること。だからウチでライブ映像を見るのは邪道だと思ってた。でも、OJOS DE BRUJO のDVDは何度も何度も見ている。すっごいライブは記録でも伝わるんだって気づかされた。そして、心底、彼らのライブが見たいと思う。2005年に来日してたのね。ずいぶん長いこと、ぬかりがあった。

フラメンコ基本のミクスチャー。ヒップホップやラップ、レゲエ、その他もろもろの要素を取り入れ、自在に展開する。1987年、ジプシー・キングスが登場したとき、「フラメンコ新世代」という呼び方をされていたっけ。あれから長い年月を経て、知らないうちに、フラメンコはこんな風に進化してたんだ。

去年、見に行った オゾマトリのライブに通じるものがあるんだよね。新しい要素を取り入れて、どんどん進化していく。

そして、ビックリしたのがゲストボーカルでMARTIRIOがコラボしていたこと。同じく1987年、初めてスペインに行ったとき、テレビでバラエティ系の歌番組を見てたら、彼女が扇子をパタパタ揺らしながら登場した。フラメンコながらも演歌にも通じるバタ臭さや、民謡っぽさ、濃さが入り混じってて、ミョーに衝撃的だったことを思い出した。あらぁ、走馬灯状態。

OJOS DE BRUJOの若い女性ボーカルとMARTIRIOが、すっごく楽しそうにいっしょに歌うのを見てたら、「長いこと音楽聞いてたら、こんな一体感を味わえさせてもらって、しあわせな気分」になった。ヘンな言い方かもしれないけど・・・。

ふたりがデュエットする"TODO TIENDE"と"TANGUILLOS MARINEROS"の2曲は、ため息が出るほどカッコいい。


このところ、めっきりCDを買わなくなり、ダウンロードやCDレンタルで済ませてた。CD買っても好きなのは1〜2曲ってことも多いしね。聞いて好きになった曲をダウンロードして繰り返し聴くのは、もちろんあり。でも、こういう思いがけない展開があるから、またCDを買いに行こう。近々買おうと思ってるのはAMY WINEHOUSE。グラミー5部門受賞もすごかったし、聞けば聞くほどカッコいい。


蛇足:MARTIRIOのことを書いてたら「スペイン歌謡界の女王」ISABEL PANTOJA を思い出し、検索してみたら、恋人の元マルベージャ市長の汚職に絡み、資金洗浄疑惑で逮捕されてたのね、ビックリ。「恋人が元マルベージャ市長」っていうのが、なんとも彼女らしい。マルベージャは、コスタ・デル・ソル、昔からあるリゾート地。

イサベル・パントハは、若いころ闘牛士と結婚していて、その彼は闘牛の試合中に事故死・・・。ワイドショーを騒がせていたことを思い出したりして。彼女のイメージは日本でいえば、島倉千代子っていうか、藤あや子っていうか・・・。

2つめのビックリは、まだ51歳だったこと。とっくに還暦かと思ってた。当時すでに軽く40歳は超えているような見た目だったんだわ。


関連リンク オゾマトリ

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