ロス・アミーゴス・インビシブレスは、ベネズエラのバンド。「ラテン・ラウンジ」って、一言で片付けるわけにゃ、ホントはいかない。彼らの音は、変幻自在。ほとんど、音のビックリ箱状態なんだから・・・。１枚めの "The New Sound of the Venezuelan Gozadera" からまた更に進化！待った甲斐ありの、おすすめ盤です。

80'Sなテクノあり、パーラメント（知ってる？）みたいなファンキーあり、60'Sなゴーゴービートあり、ラリー・カールトンも「あらま」なフュージョンあり、スペイシー系あり、いまどきなラテン・ロックあり、メレンゲあり、かと思えば、パロったとしか思えない！？ギターがサンタナみたいに泣いてる、ゴリゴリの生粋ラテンまである！　

バラエティに富み過ぎてるんじゃないかと思うけど、なのにアルバムにバッチリ統一感があるんだわ。全19曲、飽きさせずに、ぶっ飛ばしてくれます。それでいて、「アルバムの印象は？」って、訊ねられたら、「ラテン・ラウンジ」って、感じね。ドライブ感となごみが同居してる、フシギな魅力がある。

で、歌詞は相変わらず、Ｈです。"MASTURBATION SESSION" なんてタイトルの曲や、隣りの女のコに恋しちゃって、窓から飛んでキミのベッドにもぐりこみたい・・・なんてのは、序の口。スペイン語がわかる人は、むひひ・・・と笑って聞くもよし、わからなくても、そこはかとなく、ユーモアのセンスが漂ってくるはず。

だいたい、アルバムタイトルが "AREPA 3000" だもんね。アレパは、とうもろこしの粉から作る、ベネズエラの国民的な食べ物。関西で言えば、たこ焼きね。ベネズエラのご家庭には、たこ焼き器ならぬ、「アレパ器」があります。たこ焼きの３倍くらいの大きさ、平べったく焼いて、間にチーズやハムをはさんで食べる・・・。ちなみにこのアルバム、発売されたのは、2000年です。

「どんな音？」って思ったひと、ぜひ！彼らの公式サイトhttp://www.luakabop.com/losamigos/index.htmlをチェックしてね！　音も聞けるし、ビデオも見れる。詳しいアーティスト・インフォや、掲示板もあって、ＣＤも買えちゃいます。

東京では、渋谷のＨＭＶでこのアルバム見かけました。わたし、２年前に、カラカスで彼らと話ししちゃったことがあって、とってもファンなの。応援しましょ。日本に来てくれないかなあ。

関連リンク
公式サイト http://www.luakabop.com/losamigos/index.html　

１枚めのアルバム The New Sound of the Venezuelan Gozadera

彼らと撮った写真

2005年に書いたコメント "THE VENEZUELAN ZINGA SON VOL.1"