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黒猫・白猫 監督のコメント  

なぜ復帰第一作にジプシーを題材にした映画を撮ったのか。なぜそんなにジプシーの世界に惹かれるのか(1988年にも『ジプシーのとき』という映画を撮っている)という質問に対して、クリトリッツァ監督はこう答えている。

『何よりも、彼らの人間らしさです。(中略)私はサラエヴォで育ち、すぐ隣の村にはジプシーたちが住んでいて、私たちは私たちの、彼らはジプシー文化の、互いに並行した価値観で生きていました。私は学校へ行くが、ジプシーの友人たちは学校には行かない。私は家に帰っても勉強させられるが、彼ら友人たちは丘の上で遊んでいる。私が勉強している間に、彼らは結婚する。目標に向かってチャレンジするなんてことをいっさいしない彼らの生き方は、自分よりはるかに人間らしいといつも思っていた(後略)』

また「ジプシー」という言葉が、日本では差別用語だとして、どんどん「ロマ」に言い換えられていることに対しては…。

『(前略)政府っていうのはよくそういうことをするんだ。表向きは配慮しているような態度をとりながらも、いざとなると、即座に抹殺する。世界中のどこの政府も同じことをして、日本だけの問題じゃない。偽善者なんだね。ジプシーという言葉を使うな、というのは、保守的なのではなく、知性がないんだよ。言葉は生きているし、言葉はいくら禁止されても消えない。言葉や使い方にはそれなりの意味があるからね。それに、ジプシーは彼らが現実に使っている言葉だよ。問題は、ジプシーというかどうかじゃないのにね』

(『黒猫・白猫』映画パンフレットより引用)



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