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06/20/2004

パウリナ・ルビオのニューアルバム "pau-latina" パウリナ節炸裂!


pau-latina ジャケット写真


1曲め("algo tienes")で、彼女は高らかに歌う。"pau pau pau pau pau pau pau pau..."。「ヘヘッ」と、短いけど自信に満ちた笑い声が入る。「ほら、どう?これがいまのわたしよ」と言っているようでもあり、ちょっと照れているようでもあり・・・。

同じアップテンポの曲でも、90年代、たとえば"Planeta Paulina"(1996年)の20世紀的近未来チック、他の惑星から来た宇宙人みたいにユーロビートの残り香がある曲を歌ってたころとは、全然違う。年月が過ぎて、大人になって、表現力もグーンとついて、深みも増した。何より、今の彼女には伝える力がヒシヒシ感じられるんだよね。この曲は彼女のひとつのスタイルの完成形であり、真骨頂なのかもしれないって思う。

2曲めはグッとメキシコっぽく、クンビア系の曲。でも、パウリナ風味。イキがいいし、粋だしね。彼女らしさがドーンと前に出てくる。以降、そんな調子で、いろーんなタイプの曲をそれぞれ彼女らしく仕上げてる。

英語のアルバム『ボーダーガール』を出したことも、きっと彼女の懐を深くしたんじゃないかな・・・って思ったりもする。売れ線な英語のアルバムを出して、彼女はまた戻ってきた。元いた位置に。さらにスタイルを確立して。

CDの中ジャケットに書かれている、パウリナのメッセージ。

pau はカタルーニャ語で平和の意味。そして、ラティーナは私たちのアイデンティティーの根で、私たちの感じ方。もちろん pau は、わたしのニックネーム。(中略)

pau-latinaは、シンプルで新しいコンセプト。誰もが持っている子供の心を呼び戻して、踊って、歌って、楽しむの。

それは、メキシコ、スペイン、ブラジル、ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチン、チリなど、ラテンの国々の楽器と文化のミックス。

大衆音楽、ポップ、未来的フォルクローレ。

世界はもっと音楽や、愛を必要としている。音楽や愛が子供の心を呼び戻すの。憎しみを持たない新しい世代のために。もっと芸術を。そして、憎悪を忘れよう。

パウ・パワーで。(後略)

幼少時代からの永遠のライバル!?タリアは、去年、思いっきり!アメリカで売れる路線のアルバムを出しました。こうなってくるとタリアの新作も楽しみ。行っちゃうのか、戻ってくるのか!?!?

http://launch.yahoo.com/ で、パウリナのビデオが3曲見れます(英語/要メンバー登録)。動くパウリナ、カッコいい! そして、ついでに言っちゃうと、彼女みたいなお腹になりたい! ホントに、ホントにライブも見たい!!!


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