視聴率絶好調、大人気の子供向けテレノベラ
お金持ちでカッコいいパパ、若くてきれいなママと幸せに暮らしていた主人公のドゥルセ・マリア。でも、突然ママが死んじゃって、深い悲しみを忘れるためパパは長い旅に出てしまう。残された彼女は、修道院付属の寄宿舎幼稚園に入ることに・・・。
でも悲しんでばかりはいられない。と〜にかくイタズラ好きだから、先生も巻き込んで、大騒ぎを起こしっぱなし。やさしく見守ってくれる先生たちや、パパのいとこのティア・ペルーカ、ときどき現れてはアドバイスしてくれるママの幽霊・・・みんなの愛に囲まれて、すくすく育っていた。
そんなある日、パパが突然、ヨーロッパから帰ってくる。しかもとっても性格のよくない婚約者を連れて・・・。二人の仲を邪魔しようと、次々とイタズラ＋妙案を考え出しては実行するドゥルセ・マリア。一方、幼稚園の先生セシリアは、（修道女見習いなのに）パパに衝撃的な一目惚れをしちゃう。さあて、ドゥルセ・マリアの新しいママになるのはだれ？ 大の仲良しのセシリアか、それとも？？？
やっぱ愛憎と骨肉の争いは、必需品でございます。たとえば、パパの婚約者の元恋人がいきなり現れ、「オレたちの仲をバラしてやるぜ」な〜んて脅してみたり、婚約者の母は実はパパの財産を狙っていたり、幼稚園の父母会で子供の親同士が大ゲンカしたり・・・。
これは夕方４時から放映されている子供番組。ちなみにテレビサのサイトでチェックすると、メイン・ターゲットは６〜12歳、次のターゲットが12歳以上の子供と主婦、となってます。メキシコの子供たちは、ノベラと共に育つ!? っていうか、ラテンアメリカ人、感情表現が豊かだからね。彼らにとっては、骨肉でもなんでもなくってただ喋ってるだけだったりして。
＜視聴率絶好調！＞
2000年９月９〜13日の視聴率調査では、23.1％を獲得。なんと！21:00から放映の局の看板ノベラ"MI DESTINO ERES TU"（22.6%）を抜きました（１位は、アナイとクノ・ベッカーの共演で話題の"PRIMER AMOR A MIL POR HORA"の26％）。ま、この看板ノベラ、LUCEROとJORGE SALINASの夢の共演が実現したわりには、いまひとつ人気が出なかったってハナシだけど、それにしても、すごい！
ちなみにドゥルセ・マリアの飼い犬チリパは、番組放映中に妊娠し、子犬の飼い主募集！なんてこともやってました。足先が黒いソックス履いてるみたいで、とってもかわいいの。チリパはとてもおりこうさんなスーパー犬。ときどき、「スーパー・チリパ」になって、空を飛んだりします。
主人公ドゥルセ・マリア
次から次へとイタズラしまくる、かわい〜い５歳の女のコ。愛敬があって、みんなからかわいがられている。アタマの回転も非常に速く、一丁前、ツッコミも鋭く、大人もタジタジ。将来が楽しみだ・・・。ノベラのタイトル「カリータ・デ・アンヘル」とは、彼女のこと。「天使の顔」って感じの意味。
ドゥルセ・マリアのパパ ルシアーノ
お金持ちでカッコよく、モテモテ。心の底から愛していた妻を失った深い悲しみでタガが外れ、華麗な女性遍歴を繰り広げちゃうが、真実の愛を見つける。その相手とは・・・。パパの職業は、自動車会社の社長らしい。
セシリア
寄宿幼稚園の先生で、見習い修道女。ドゥルセ・マリアに深い深い愛情を抱いている。神様に仕える身ながら、ドゥルセ・マリアのパパに一目惚れしてしまい、理想と現実の狭間で苦悩する。
演じるリセット・モレロスは、去年、"ALMA REBELDE"（反抗的な魂）でヒロインに抜擢され、超わがままなお金持ちの娘を演じたが、このノベラは見事にコケた。再起を誓って!?って取り組んだ役が、信心深い修道女。あまりの落差にビックリ。最初は同一人物とは気付かなかった・・・。
フォルトゥナタ
食べることに全身全霊を捧げる重量級見習い修道女。イタズラ好きで、ドゥルセ・マリアに悪知恵を吹き込んだりする。好奇心旺盛、お調子者、お喋り、噂話が大好き！ とにかくあっかるい！
ティア・ペルーカ
本名はエステファニア、パパのいとこ。ティア・ペルーカとは、「かつらおばさん」の意味。服に合わせ、変幻自在に100色のかつらを付け替えることから、このあだ名がついた。ドゥルセ・マリアの良き理解者で、彼女のイタズラのフォローし、怒りっぽいパパをフォローし、けっこう毎日忙しい。
演じるのは、氷の微笑系、悪女やらせたら絶品のノラ・サリナス。このところ「いいひと役」に転向しつつあるんだけど、やっぱ彼女、震えながら激怒する表情が魅力的！ このノベラでも、恋人の過去が発覚したりすると、たまに愛憎モードに入ることがある。思わずビデオ巻き戻し！
校長先生
修道院と付属幼稚園に君臨する女帝!? じゃなくて、ユーモアと愛情に溢れたやさしい先生。ドゥルセ・マリアのイタズラにビックリし、よく気を失ったりしている。好奇心旺盛なフォルトゥナタの突っ込みをかわすため、手を変え品を変え、さまざまバリエーションでボケを演じ、突っ込み返す日々。いいコンビなんだわ、このふたり。01/08/2001
訃報 校長先生役 Libertad Lamarque（リベルタ・ラマルケ）が亡くなりました。享年92歳。とってもかわいいおばあちゃん、コミカルな演技も印象的でした。ほんとうに残念です。心から冥福をお祈りいたします。
ドゥルセ・マリアとティア・ペルーカ
左：重量級修道女フォルトゥナータ
右：ドゥルセ・マリアのパパに一目惚れするセシリア
ティアペルーカと恋人ノエ
旅行して、どんな人たちと会った? どんな体験をした? 何を感じた?
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