あの！カルロス・ポンセ主演作品。ほら、テレノベラってあなどれないでしょ。
出演者たち、勢揃い！左から２人めがヒロインのAngelica Rivera。その右隣がCarlos Ponce。
PHOTOS: TELEVISA http://www.esmas.com
主人公カルロス・ポンセとアンヘリカ・リベラ。ふたりとも美形で、いい感じのカップルじゃない？
ちなみにカルロス・ポンセは、プエルト・リコ出身の歌手＋俳優。"Me Muero, Me Muero"などのヒット曲があります。
それにしても、カルロス・ポンセって、シベリアン・ハスキーに似てる・・・。
大会社と大農場の後継ぎ息子アドリアン（カルロス・ポンセ）と、マリアナ（アンヘリカ・リベラ）は、幼馴染み。幼くして母を失ったマリアナは、アドリアンの母アンパロ（マリア・ソルテ）の保護のもと、農場で暮らしていた。身分の差はあったけれど、ほのかな愛をはぐくんでいたアドリアンとマリアナ。しかし、ある日、とんでもない出来事が起こる。アドリアンの叔父であるエミリアーノ（セルヒオ・ゴイリ）が、マリアナに襲いかかったのだ。お手伝いさんのエヴァ（マグダ・グスマン）の助けで、危機一髪！難を逃れたものの、ショックを受けたマリアナは、修道院に入ってしまう。
５年後、実父の死をキッカケに、農場に戻ったマリアナは、アメリカ留学から帰ってきたアドリアンと再会する。青春時代の愛がまだいきづいていることを再確認するふたり。ところがどっこい！アドリアンは、野心家で強欲な超悪女、ラケル（イタティ・カントラル）と婚約していたのだ。マリアナとアドリアンの仲を引き裂こうと策略を練るラケル。仕方なくマリアナは身を引くが・・・。
実の兄弟でありながら、アドリアンの父クラウディオが持つ莫大な遺産を狙う大悪人エミリアーノ。愛されていないことを知りながらも、財産欲しさにアドリアンにすがりつくラケル・・・。さまざまな人々の欲望、憎悪、嫉妬が渦まく中、さて、アドリアンとマリアナは、真実の愛を貫くことができるのか？？？
イタティ・カントラル２連発！やっぱ、笑わないほうが、魅力的。
主人公ふたりの運命の愛に割って入る恐怖の悪女役は、イタティ・カントラルです。これぞ、テレビサ・テレノベラの典型！くっさーい演技で迫ります。
例えば、アドリアンと婚約中、前の恋人アルバロ（ルイス・ロベルト・グスマン）の子供を宿していることが発覚。アドリアンとの間にできた子供だと嘘ついて、無理やり結婚しようとする。でも、前の恋人も利用価値があるので、しっかり関係は保ってるわけ。悪女なわりには注意深くなかったりするので、前の恋人と抱擁してるところを、ヒロインのマリアナに見られちゃったりする。
「見られちゃった！」と気づいた瞬間、彼女が取った行動とは？ 「あぁ・・・」と言いながら、急に気持ちが悪くなったふりをして、のけぞって倒れるの。前の恋人、彼女を抱きしめ、「しっかりしろ！」と声をかける。何も知らない純粋なマリアナは、「だいじょうぶ？」と言いながら、心配そうに駆け寄る・・・。
文字で説明するのはまだるっこしいけど、とにかくクサくてたまらない。彼女を「演技派」と呼ぶかどうかは置いといて、これぞ！ノベラな演技の逸品。ビデオ巻き戻して、何度も見ちゃった。
彼女は1975年生まれ。1990年代序盤からテレビサで活躍しています。役柄はバラエティに富んでいて、"Infierno en el Paraiso"（天国に地獄/1999年）では、物語の鍵を握るミステリアスな女性、"Salud, Dinero y Amor"（健康、お金、そして愛/1997年）では、天然ボケなキャラを持つヒロインを演じてます。そして、Maria La del Barrio（街のマリア/1996年）では、健気なヒロイン役のタリアを執拗にいじめまくった、栄光の経歴？があります。役柄によって、スパッとイメージが変わるんだよね。私生活では、メキシコ人俳優エドゥアルド・サンタマリアと結婚し、去年（2001年）双子を出産しました。
で、最近、入ってきた彼女のニュース！ 長年所属していたテレビサとの契約を更新せず、ブラジルのテレビ局グローボと新しい契約を結んだそうです。グローボが製作する初のスペイン語テレノベラの主役を演じることが決定！この作品は、今年（2002年）４月から撮影開始、７月１日からアメリカのスペイン語テレビ局テレムンドで放映される予定です。近年、スペイン語圏でも人気沸騰のブラジリアン・テレノベラ。テレビサでは、いまひとつ主役級に至らなかった彼女が、新天地ブラジルでどんな演技を見せるのか？？？
左：悪人役セルヒオ・ゴイリと彼の妻役アナ・ベルタ・エスピン
右；セバスティアン・ルーリー。実際はもっとずっとカッコいいの！
もう１年近くも前のことになるけど、メキシコのテレビサ撮影所に行ったとき、スタジオに潜入？し、このノベラの撮影を見てきました。で、見れたのが、上の写真の３人、悪いやつエミリアーノ役セルヒオ・ゴイリ、彼の妻フロール役アナ・ベルタ・エスピン、そして息子役のセバスティアン・ルーリー（Rulliと書いてルーリーと読むそう）です。
カルロス・ポンセ、イタティ・カントラル、アンヘリカ・リベラ、マリア・ソルテなどなど、総々たるメンバーが揃っていたのに・・・と、地団駄踏みたい気持ちは今でもあるけど、セバスティアン・ルーリーは、カッコいいうえに、感じよかったです。Hola！なんて、彼からわたしに（ここがポイント！）挨拶してくれちゃったりして・・・。もう一回書くけど、実物はもっとカッコいい。
タイトルの日本語訳は、Cafe Mexico コララテ・メンバーズ（特にAyaちゃん）にご協力をいただきました。 あまり聞き慣れない言葉ですが、例えば、教会などで、"Abe Maria Purisima"（純粋なるマリア様）と言うと、"Sin Pecado Concebido"（無原罪のお宿り）と返す・・・というような使い方をします。処女懐胎関連のフレーズ・・・。このあたりのことには、疎いので、このへんにしとこーっと。あんまり書くと、ボロが出ちゃう（すでにみえみえ）。詳しい方、メールくださいね！
関連リンク
このテレノベラについて、超詳細が掲載されてるテレビサのサイト。出演者、あらすじ、写真、ビデオ、壁紙など、充実のコンテンツです。もちろん！カルロス・ポンセが歌う主題歌も聞けます。（スペイン語）
http://www.esmas.com/sinpecadoconcebido/
INFIERNO EN EL PARAISO（天国に地獄）
旅行して、どんな人たちと会った? どんな体験をした? 何を感じた?
http://www.page.sannet.ne.jp/megmeg/
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