THALIA
約３年ぶりのニューアルバム "ARRASANDO"
ついにそのベールを脱ぐ！　
ポップなパワー・ラテン系セクシー・ビートは、世界を席捲するか!?

メキシコのミューズ、タリアの新しいＣＤが発売になりました。ワールドワイドな成功を収めるべく、練りに練って作られたこのアルバム、かなり好みな仕上がりになってます。
ラテン界を制したアーティストが世界を狙ったアルバムを出すと、ラテン的な要素が薄まり、バラード系中心、妙に耳ざわりのいい、万人受けする音楽になったりする。それがいちばん心配？だったんだけど、タリアは違った！
前情報では、「ブリトニー・スピアズ＋シェールな音」になるって、ハナシだった。でも聞いてみると、エミリオ・エステファン（グロリアの旦那）がプロデュースしていることもあって、グロリア・エステファンのビート系に近い感じ。タリアが炸裂するのは、３曲めから！ チャヤンの『サロメ』的な曲あり、アラブ系あり、ブラジルっぽいものもあり･･･。
ヴァリエーションが豊富なわりには、統一感があって、なによりタリアが彼女らしく、のびのび歌ってるのがいい。彼女ならではのお色気も健在。しかも彼女自身が作詞/作曲した曲も入ってる。「ポップ過ぎ」って意見もあるし、ひねりが効いた音じゃないけど、パワー系ラテン入門篇としてもいけるんじゃないでしょうか？
そうそう、彼女の最新主演テレノベラの主題歌、「ロサリンダ」もちゃ〜んと入ってます。ラテン歌謡的な哀愁系、彼女の真骨頂はここにある!?

日本盤出すんだったら、ジャケットは別の写真にしたほうがいいかも･･･。

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ジャケット写真