ホーム> 小笠原雑記インデックス 2007/2/25 〜 |
その1〜出発から到着まで 2007/2/25 その2〜ジニービーチ 2007/3/11 |
2006〜2007年の年末年始、小笠原の父島に行ってきました。片道約25時間以上かかる船旅。小笠原諸島に空港はなく、よくよく考えてみたけれど、25時間以上も船に乗らないと着かない島は、生まれて初めて。 飛行機に乗れば、もうちょっとでアルゼンチンに到着できる。長い長い時間をかけて着いた島。船に乗ってから接岸されるまでの時間も長かったし、初めて小笠原に行きたい!と思ってから、実際にその風景を見るまでの時間も長かったな。 そして、やっとたどり着いた島は、どこにも似ていなかった。 2時間以上トレッキングしたうえ、崖を上って下りないとたどり着けない絶景の海、クジラ、イルカ、夜空を飛ぶコウモリ、光るキノコ、カメの煮物、島寿司、大晦日カウントダウン、初日の出、シュノーケリング、波乗りもちょっとあり、ホテルの「特別室」、そして個性的な人々・・・。 上の写真は、父島、二見港近くの広場です。今回撮った写真で、いちばん気に入っています。山の中腹に建っているのは神社、塗装が剥がれたバスケットのゴールとヤシの木。日本であり、アメリカであり、そして太平洋であり。小笠原らしい風景なのかなと思う。 小笠原海運が発行しているパンフレットによると、小笠原諸島は1593年、信州深志(松本)の城主小笠原長時のひ孫、小笠原貞頼が発見したと伝えられているそうです。最初の定住は、1830年で、5人の欧米人と15人のハワイ人。国際的に日本領土として認められたのは、1876年だそう。 信州人がなぜ、小笠原諸島を発見するに至ったのか(この説には疑問もあるらしいけど)、どのような経緯で欧米人やハワイ人が定住することになったのか??? フシギがいっぱいある。 そして小笠原諸島は、島が誕生して以来、一度も大陸とつながったことがないため、独自の進化を遂げたそうです。 小笠原の魅力のひとつは、太平洋に取り残された島の懐の深さだったんじゃないかと、そんなふうに思うことがありました。ここでは、備忘録も兼ねて、小笠原について、雑記的に書いてみます。 |
|
|