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まだまだ知られていない島〜パンコール島 + ルムット


イポー(バスで1時間35分)→ルムット(フェリーで40分)→パンコール島。

イポーやクアラルンプールなど、マレーシア人観光客が多いリゾート地。でも最近は大規模なリゾートホテルが続々建設され(東急の系列の"PAN PACIFIC RESORT"なんかもある)、だんだんメジャー化しているよう。外国人はたいていメジャーなリゾートホテルに泊まり、わたしが宿泊していた"BEACH HUTS"のような廉価なホテルは、マレーシア人観光が多い。

この島は自転車で一周できるくらいの大きさ。タクシーでまわるのもいいけれど、貸し自転車で走ると気持ちいい!

港(パンコール・タウン)まで行き、南へ走る。道は舗装されているが、両脇は熱帯雨林が生い茂るジャングル。黒い壁に緑のカーテンのコントラストが美しい木造住宅など、よりどりの色を使った民家が立ち並ぶ。極彩色な植物、のんびり走るバイク。1時間も走ると、もう暑さでドロドロ・・・。

「昼間は36-37度くらいあるんだよ」

昨日、ホテルのレストランで会ったインド人のオヤジが言ってたのを思い出し、倒れそうになる。日影が欲しくて、港に自転車を留め、フェリーに乗って対岸の町ルムットへ。

ルムットのバス・ターミナルで帰りのバスの時間をチェックしてたら、賑わっているカレー屋発見。お昼ゴハン。

ルムットのメインストリート(?)、アンティーク系(本物ではない)のお店で、おみやげをまとめて購入。いい雰囲気な置物とか小箱、お茶わん、コースターセットなどが、100円、200円状態。これでお土産はほぼ終了。次は銀行へ。

お昼休みで人手が足りないらしく、長蛇の列…。外貨両替のほうは、すぐに手続きしてもらえたんだけど、偉い人がずーっと電話中で承認がもらえないらしい。「偉い人」は、わたしの目を見て、「もうすぐ終わる」って顔をするんだけど、終わらない。結局、両替が終わるまで30分近くかかってしまいました。

<再び灼熱の太陽のもと>

パンコール島行きのフェリー乗り場へ向かって歩く。

「君は昨日の晩、"BEACH HUTS"のレストランにいたよね」

フェリー乗り場のベンチに座ってたら、いきなりインド人が声を掛けてきたので、覚えてなかったんだけど、話を合わせてみた。インド人はみんなよく似てて、全然区別がつかないの。

彼は"SWISS GARDEN RESORT"という、去年の12月にオープンしたばかりのリゾートホテル(外資系ではなく、ドメスティック)で働いているという。フェリーが動きだしてしばらくすると、「ほら、あれがボクが働いているホテルだよ。ゴルフ場とかいろいろあって、設備も充実してるんだ」。

見ると、淡いオレンジ色の砂にゴージャスなリゾートホテルが建っている。こういうリゾートホテルでバケーションもたまにはいいかもしれない。

<パンコール島の港に戻る>

再び自転車に乗って、今度は北に向かい、もうひとつの港(SPKという村)のあたりを走る。ルムットは「町」だけど、このへんは「村」って感じ。道の脇でのんびりと座っている老人、台車に荷物を乗せて運んでいく男の人、廃線になった線路で遊んでる子供たち…。線路は島の内部から海に向かって伸びているので、たぶん、何かの鉱物を船で運ぶためにひかれた線路なのだろう。 ちょっとしか走っていないのに、全身汗でぐっしょり。食料品屋で買った豆乳を一気に飲み干してからホテルまで走った。いつか、香港の涼茶舗で飲んだ豆乳を思い出した。

<ホテルに戻ってシャワー+昼寝>

*シンガポールドル(S$)は78円、マレーシアリンギット(RM)は33円で計算してみました。

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