ホームテレノベラEntre El Amor Y El Odio 祝!初主演 スサーナ・ゴンザレスに注目!

11/11/2002

Entre El Amor Y El Odio 祝!初主演! スサーナ・ゴンサレスに注目!
Entre El Amor Y El Odio (愛と憎しみのはざまで) メキシコ/テレビサ 2002年 


Entre El Amor Y El Odio 1
左:Ana Cristina役Susana Gonzalez、右:Octavio役 Cesar Evora

photos: http://www.esmas.com/entreelamoryelodio/


キスと平手打ち・・・矛盾に満ちた愛と憎しみの物語が今、はじまる・・・。というわけで、とってもテレビサ・チックなテレノベラがまたまた始まりました*

左 悪男マルシアル役アルベルト・エストレージャ、右 悪女フリーダ役 サビーネ・モウシエール叔父フェルナンドのお葬式のため、ひさしぶりに故郷に戻ったオクタビオ(セサール・エヴォラ)は、道の途中、美しい娘アナ・クリスティーナに遭遇する。ひと目あったその時から、運命の恋を予感するふたり。しかし、「アナ・クリスティーナは叔父の愛人だった!」という噂を耳にして、愛と憎しみの葛藤がはじまる。というのも、オクタビオは、唯一愛した女性フリーダ(サビーネ・モウシエール)との仲を引き裂いた叔父に対し、愛情と積年の怨念という相反する感情を抱いていたのであった。ま、実はそれはとんでもない誤解で、叔父はフリーダが悪女であることを見抜き、ふたりの結婚を食い止めただけ・・・なんだけどね。

物語はふたりの愛と憎しみを軸に、舞い戻ってきた悪女フリーダ、フリーダの秘密を握る、これまた超悪男マルシアルなどを絡めながら進展していく。悪女たちは、もう徹底的に悪くって、アナ・クリスティーナとオクタビオは、息も止まるほど壮絶な愛と憎しみを極限まできわめていく。豪雨の中の熱烈なキス、かと思うと平手打ち・・・。その激しさが、テレビサのノベラ好きなわたしのツボにはまってしまいました。

ヒロイン アナ・クリスティーナ役 スサーナ・ゴンサレスヒロイン アナ・クリスティーナ役は、これがテレノベラ初主演となるスサーナ・ゴンサレス。前作、Amigas Y Rivalesでは、主人公の悪女継母の悪友で、改心したのにもかかわらず、殺されてしまう・・・という割食った役でしたが、満を持しての主演作。今回はいいひと役だけど、ときどき、意志キッパリ、キラッと光る目が魅力的。この写真だと、ちょいとわかりにくいけど、シチュエーションごとに、表情がパキパキ変わって、いい感じです。

お相手のオクタビオ役は、Abrazame Muy Fuerteでの悪者演技も印象的な、セサール・エヴォラ。今回は、ガンコで保守的なキャラです。「そんなこと、どーしてわからないの!」と思うこともしばしばですが、彼って、声も低くて渋いんだよね。ただ、お相手役には、もう少し若い、30歳前後に見える俳優さんでも、よかったような・・・。

ガブリエル役 ルイス・ロベルト・グスマンそして、脇役陣がまたすごい。まずは、悪女を演じたら右に出る者なし?のサビーネ・モウシエール。「そろそろ、ヒロインもやりたいにゃ」というような記事もときどき見かけますが、今回も悪女。やっぱ、ハマり役です。そして、1940年代から活躍し続けている名優マルガ・ロペス。どっしりとした重みのある演技で、物語を引き締めています。また、なぜか彼女が出てくると安心する?下町のおばちゃん系カルメン・サリナスも、好演しています。そして、悪男マルシアル役のアルベルト・エストレージャ! もう、キョーレツな悪者顔で、夢に出てきそうな勢いです。

で、個人的にターゲットなのは、悪男マルシアルが惚れてしまう年上の女マリア・マグダレーナ(マリア・ソルテ)の息子で、ボクサー役のガブリエル(ルイス・ロベルト・グスマン)。テレノベラには珍しく、渋めの美形!? ただ、父の死のシーン、「ラーメン」とカタカナで縦に書かれた白いTシャツを着ていて、ビックリした。メキシコとかって、日本語ブームっていうか、日本語をデザイン的に使うことが多くって、プロモーション・ビデオを見てても、意味不明な日本語がよく出てきた。今も続いているのかしら???

* 本国メキシコではすでに放映終了しています。

関連リンク 
テレビサ Amigas Y Rivales 
Abrazame Muy Fuerete