ホーム>テレノベラ>MUJERES ENGANADAS 裏切られた女たち | ||
10/16/2000 | ||
MUJERES
ENGANADAS
裏切られた女たち メキシコ テレビサ 2000年 骨肉の争いさせたら天下一品、その名は、ラウラ・レオン! 泣く→カラ笑い→激怒を5秒間で演じます。涙と怒りの間にカラ笑いが入ることで、感情の高ぶりは100倍増幅されるのです。その表情の変化には、思わず背筋がゾクッゾク。 |
||
<物語の始まり> 大量の登場人物たちが、愛し、憎み、裏切り、誤解し、悩み、泣き、怒り・・・複雑に絡まりあいながら、のたうちまわります。ほんのさわりだけ説明すると・・・。 ふたりの娘の母ヨランダ(ラウラ・レオン)は、優しくて理解ある弁護士の夫ハビエルと平和に暮らしていた。しかしその時は突然やってくる。夫の弟が借金を抱え、自殺。保証人だった夫は、莫大な借金を背負ってしまう。 一方、ヨランダにも暗い過去がある。実は長女は、現在の夫の子供ではない。17年前、妊娠していることを知りながら彼女を捨てた、元恋人の子供なのだ。夫ハビエルはその事実を知っていて、彼女と結婚。懐の深いところを見せているが、ところがどっこい大変な秘密がある。実は彼、秘書と関係していて、隠し子がいるのであった。 ヨランダを快く思わない義母の存在、突然現れストーカー化する長女の実父、出口の見えないハビエルと愛人の関係、隠し子の病気・・・。災難は次から次へとやってくる。 で、この夫婦を取り巻く人々も、またまたすごい。若い愛人に溺れ、弄ばれるオヤジ。略奪した恋人がいるのに、セクシーなお手伝いさんの誘惑に負けちゃうその息子。彼の本命の彼女は、「昔の恋人の双子の兄弟」にストーカーされながらも、真実の愛を守り通そうとする。 注:昔の恋人の双子の兄弟〜彼女は「元恋人」にストーカーされていると思ってるけど、実は元恋人は彼女と破局した直後、やけになって暴走、交通事故を起こし、植物人間状態になっている。元恋人の父は、彼女に復讐をするため、しばらく絶縁状態になっていた「双子の兄弟」を呼び寄せ、つけまわすよう命じたのだ。しかし、ストーカーしているうちに、彼女の魅力にすっぽりハマってしまう彼・・・。 登場人物の修羅場はまだ続く。夫に浮気現場に踏み込まれ、離婚を言い渡されても、快楽とお金を求め、オトコを渡り歩く女。彼女の元夫は、ハビエルの愛人に恋心を抱く。彼の家のお手伝いさんの夫は、懲りない浮気者。そして、その息子はハビエルの長女といいムードになる。でも彼は貧しい家の出身であること、逮捕歴があることを隠している。政治的な力を使って、彼を刑務所から出してあげたのが、最初に出てきた若い愛人に溺れるオヤジ。このオヤジの愛人とハビエルの愛人は友達で・・・(続く、続く)。何十人もの登場人物は、ほとんどみんなお知り合い。百巴状態、近親相姦的に絡まりながら、骨肉をきわめていく。 このあたりは、物語のほんのまだまだ序盤戦。テレノベラの主人公たちは、惚れっぽくて、注意深くないの。だから次々に事件は起こり、物語は続くのね。 <本番はこれからだっ!> 物語の核となるのは、ヨランダとハビエル夫婦。夫の愛人と隠し子の存在がバレたときの、妻の怒りは壮絶で凄惨だった。夫婦の写真を壁に投げつける、なんざ序の口。夫に殴りかかり、夫の服はすべて切り刻み、部屋のダンボールを蹴っ飛ばし、ソファに拳を叩きつけながら、怒り、泣く。これぞ愛憎と骨肉の争いの極みざんす。 ヨランダ役のラウラ・レオンは、骨肉させたら天下一品。右に出る女優はいないんじゃないか・・・と思ってる。泣く→激怒っていうのは、よくあるパターンなんだけど、彼女の場合、泣く→カラ笑い→激怒 になったりする。「カッカッカッ!」という磊落な「カラ笑い」が間に入ることで、怒りが猛烈に強調され、迫力が激増するの。「スペシャルな激怒」というべきか、頻繁に出現しないだけに、希少価値。身も凍ります・・・。 <裏切られた女たち> 物語には、夫や恋人に傷つけられた女性が登場する番組が出てくる。序盤で視聴者だった主人公たちは、物語が進行するにつれ、自らが当事者になり、劇中劇状態で、体験を告白するわけ。そして<裏切られた女たち〜MUJERES ENGANADAS>と名づけたクラブを結成、世の中にゴマンといる不幸な女性を救おうと、のろしを上げる。 主人公のラウラ・レオンは、物語の上だけでなく、実際に<裏切られた女たち>というクラブを結成し、資金集め等の活動をしたそうです。
<俳優たち> |
右 骨肉の争いさせたら天下一品 ラウラ・レオン 見よ!この迫力。 左 夫役 アンドレス・ガルシア 主人公夫婦の長女役 アナイ 裏切り裏切られる女たちのひとり Sabine Moussier 愛しのクノちゃん その1 愛しのクノちゃん その2 |
|
関連リンク PRIVILEGIO DE AMAR タリア |
||
旅行して、どんな人たちと会った? どんな体験をした? 何を感じた? http://www.page.sannet.ne.jp/megmeg/ Copy Right (C) 1997-2000 Emico Meguro All Rights Reserved. |