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09/24/2001

オマーラ・ポルトゥオンド 歌は愛。


オマーラさん1


オマーラさん2
台風が近づく当日は雨だった。ああ、胸騒ぎ。自分では気がつかなかったけど、この頃すでに、アドレナリン出まくり状態だったみたい。モヒートを飲んだ。

「あそこで、超おばあさんが、モヒート飲んでる」

隣りにいた女のコたちが喋ってるのが、耳に入った。そっちを見ると、確かに、おばあさんがさらりとモヒートを飲んでいた。「超」がつくほどのおばあさんかどうかは、ともかく。

神様の思し召しで取れた、最前列、真中の席。コンサートで首が痛くなりそうなのは初めて! 首をちょっと上に向けて見る、目の前のステージ。オマーラさんとわたしを阻むものは、何もない。定刻通りに、ライブは始まった。

お得意の甘くてトロトロなラテン・バラードや、素朴でちょっとアップテンポなソンを次々に歌ってくれる。

魂が伝わってくるって、クサい言い方だけど、そういう感じなんだよね。約2m前にいるオマーラさんの、キューバの魂が、空気をびゅんびゅん震わせて、こっちに来る。歌って、音があって、音程がある。でも、それ以外のこと、愛情や人間的な魅力が、歌に魂を入れ、感動や感涙を呼ぶんだって、改めて強く思った。包み込まれて、虜になった。

ユーモアもすごい! 1曲終わるたびに、「オマーラ、サイコーにセクシー」って、バック・ミュージシャンの男性陣が声を合わせる。で、オマーラさんは、お洋服をちょいとめくって、お腹を見せたりなんかする。これがまったく嫌らしくならない。かわいくて、魅力的なオマーラさんの真っ白な「生お腹」、ちゃーんと見ちゃったもんね。

バック・ミュージシャンとのかけ合いもピッタリ息あってた。バンドの音は、引き締まってて、洒落てて、優美さまであって、シンプルなのに、カッコいい。特に、トランペットのミゲリートっていう若い男のコ、熱演してました。ファンになっちゃった。

オマーラさんはと言えば、真ん中よりやや左寄りの最前列に、お気に入りの男のコを見つけて、後半はそっちに行きっぱなし。彼の目をじーっと見て、歌う、囁くように・・・。ラテン女の真骨頂?

2時間のステージをサラッとこなし、お気に入りの男のコまで見つけ、人生すべてに現役、魅力全開! 人生って長くて、楽しいものなんだって、オマーラさんは教えてくれる。彼女のように、開演前にモヒートを飲んでいた超おばあさんのように、何十年かたっても、自然体で人生を楽しんでいれたらいいな。

汗と唾がかかるほどの、正真正銘のかぶりつき。まるまる2時間、オマーラさんを凝視してたら、魂が抜けたような脱力状態になった。いや、魂が入りこんだのね、きっと。彼女はまた来年あたり、来日してくれるだろう。そしたら、また行こう。

ライブの翌々日、9月11日、ニューヨークで同時多発テロが起こった。こんなすばらしい音楽を楽しめるのも、平和だからなんだよね。もっと平和を、もっと多くの人々に・・・。


モヒート キューバの国民的カクテル。ラム、レモン、砂糖、ソーダにミントの葉を加えたもの。飲めばいきなり、熱帯!


2001年9月9日(日)at オーチャード・ホール

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