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男女兼用旅ワザ<4> カード・エトセトラ
持っていると便利? それとも旅の必需品?
ワールドキャッシュカードとクレジットカードを、エピソードとともに考察!?!?
クレジットカード
7/17/2000
メキシコの旅行代理店で、約8万円の周遊チケットを購入。クレジットカードを差し出すと、担当者は、「じゃ、頼むな!」と言って、メッセンジャー・ボーイにわたしのクレジットカードを渡した。「がってんだ!」とばかりに、彼は通りに飛び出して行き、10〜15分ほどで戻って来た。その旅行代理店には、クレジットカードを処理するシステムがなく、銀行に行って手続きしてきたらしい。
ホントは、クレジットカードは、目の前で処理してもらうのが原則。カードを持って店の奥に行き、何枚も伝票をつくり、不正に請求する・・・なんて手口もあるっていうし、ましてや店の外に持ち出すなんて、本来はご法度。だけど、「信用できないから一緒に行く」とも言いにくい。このときは、担当者がとても信頼できそうなタイプだったので、カードを渡しちゃいました。
今はレジでカード伝票が打ち出されるタイプが大半だけど、昔ながらの「ガッチャン式・カーボンコピー」は、カーボンを使った不正利用もあるんだってね。小さなお店やホテルでは、「ガッチャン」してるところも、まだまだあります。カードを使うときは、加盟店の雰囲気をよくチェックしたほうがいいようです。「あやしい」と思ったら、現金払いにしておきましょう。
クレジットカードでキャッシング〜失敗例
94年にアルゼンチンに行ったとき、お金がなくなり、銀行の窓口で、クレジットカードを使ってキャッシングした。「いい銀行」と「よくない銀行」があるというので、あっちこっちに尋ねまくって「しっかりしていると言われている銀行」に行くことにした。窓口で書類に書き込むように言われ、サラサラと記入。旅行を続けていて、ちょうど慣れてきたころだった。
「しまった、間違えた!」
出て来た札束を見て、仰天した。400ペソ(約4万円)と書くべきところを、4000ペソ(約40万円)と書いてしまったのでした。
「こんなにもらっても困るから、キャンセルして〜」とお願いすると、4000ペソをいったんキャンセルし、改めて400ペソをキャッシングできることになった。窓口の女性は淡々と作業し、キャンセル伝票もちゃ〜んと確認した。しかしこのクレジットカードは、これ以降使えなくなってしまったのだ。お店でカードを出すと、みんな残念そうに、黙って首を振る。
日本に帰ってきて、信販会社に電話すると、4000ペソがキャンセルされてないという。そ、そんな・・・。
「単純なキャンセル・ミスだった場合、決算日が来れば、キャンセルされるのでだいじょうぶです。問題は、そこが悪質な加盟店や、銀行だった場合ですね」。信販会社の女性は、淡々と説明した。
「悪質な加盟店」はともかく、「悪質な銀行」なんて、スパイ映画みたい。焦りながらも、ちょっとワクワク・・・。結局、決済日過ぎに電話したら、無事キャンセルされてました。
最近はシティバンクのワールドキャッシュカードがあるし、クレジットカードでキャッシングすることは、ほとんどなくなった。金利高いしね。でも記入ミスで、墓穴掘るってことはある。そう、慣れてきたころが、あぶないんだよね。
ATM機いろいろ
7/17/2000
日本のATMは、たいてい中にカードが引き込まれるタイプだけど、海外ではスライド式もけっこうポピュラー。だいたいの種類に分けてみると・・・。
1)引き込まれる系
2)スライド系〜これ、苦手だった。滑らせ方がよくないのか、うまく読み取ってもらえない。コツは、(当り前だけど)カードを入れる方向を間違えないことと、ゆっくり滑らせること。引き込まれる系は、戻ってこない心配があるから、慣れればこっちの方が気楽。
3)引き込まれてすぐ戻ってくる系〜一旦引き込まれ、情報読み取るとすぐ出てくるタイプ。カードが戻ってきてから、手続きを進めます。あんまり見かけないけど、ベネズエラにあった。他のATMに比べると、気が短かったような気がする。ちょっと迷ったり、インターバルが開くと、「取り引きキャンセル。やり直せ!」みたいなメッセージが表示され、焦った!
ATMの設置場所
1)銀行の中
2)電話ボックス型〜銀行の一部に設置され、路面に入口があるタイプなど。ドアを開けるときにもカードが必要、密室になるので、落ち着いて操作できる。
3)ビルなどの壁に埋めこまれているタイプ〜経費が少なくて済むせいか、よく見掛ける。手軽に使えるけど、公衆の面前で現金を引き出すことになるので、注意が必要。特に夜の利用は避けたほうが無難。
引き出しやすそうなATMを見掛けたら、練習がてらに引き出してみるのもいいでしょう。またスペイン語圏のATMでも、たいていは英語表示が選択できます。
ATM〜緊張の果て
世界で一番美しい街と言われるコロンビアのカルタヘナで、お金がなくなりATMを探した。すぐに電話ボックス型のATMが見つかったけど、入口周辺では、ホームレスのおじさんたちが大宴会中。他の場所を探したけど、閉まってたりして、なかなかない。
意を決し、元の場所へ戻り、おじさんたちをかき分けるようにして、ATMの入口へ。緊張のあまり、落としたりしないよう気をつけながら、入口のカードリーダーに、カードを滑らせた。でもおじさんたちは、わたしには何の注意も払わない。ドアが開く、中に入ればひと安心。現金を引き出すと、注意深くしまいこんだ。
「さっきの無関心は、フェイントかもしれない。現金を引き出した後に狙いを定めているのかも」。再び緊張感をみなぎらせて、外へ出た。でもおじさんたちは、やっぱり見向きもせずに、せっせとお昼ゴハンを食べていた。なんか拍子抜けっていうか、虚しいっていうか・・・。こっちが思ってるほど、狙われてなかったりする。でも気を抜くと、災難はくる。さじ加減が微妙!?
関連リンク
コロンビア カルタヘナ
ワールドキャッシュカード
シティバンクの旅行用キャッシュカード
7/2/2000
口座に日本円を入金しておき、旅行先で現地通貨を引き出すシステム。世界各国のシティバンクや、提携会社(Cirrusなど)のCD機で、現地通貨が引き出せます。これはホントに便利!
カード作成に1050円(税込み)、出金時に1回200円の手数料がかかります。有効期限は、初回入金時から2年間。入金手数料はかかりません。
メリットその1 キャッシュを即ゲット
アメリカ、カナダ、ヨーロッパはもちろん、香港、シンガポール、マレーシア、パナマ、コロンビア、ベネズエラ、メキシコなど、マイナーな国でもキャッシュを即ゲットできました。両替にかかる時間と手間を考えると、ぜったいお得。 例えば、ベネズエラだと、普通の銀行は、その銀行の口座を持ってないと、両替もしてくれない(1999年2月)。両替は両替屋(CASA DE CAMBIO)でするんだけど、両替屋はあんまりないし、昼休みは長いし、職員はお昼から戻ってこない・・・。そんなときも、シティカードさえあれば、お先に失礼(アメリカのコマーシャルみたい)。
関連リンク ベネズエラの両替屋で起こったバトル
メリットその2 銀行や両替屋が閉まっていても、OK!
海外には24時間稼動しているCD機がたくさんある。「とにかくお金がない!」なんてときも、これさえあればもう困らない。
カード作成手数料+出金手数料はかかるけど、トラベラーズチェック等を持ち歩き、各国の銀行で両替するより100倍便利!だと思います。 例えば、コロンビアのバランキージャでも、滞在先のお宅のすぐ近くにあるCD機で、すぐにお金をおろせた。日本で昼休みに銀行行くのと、ほとんど同じ感覚。カーニバルが始まると、金融機関はみ〜んな閉まっちゃうけど、CD機は動いてるし、なんてったって、「前もって」お金をおろす必要がない。 「この国であといくらお金を使うか」って考えて両替するのは、めんどくさい。少なく両替すると二度手間だし、多過ぎるのはもっと困る。二重両替で、どんどんお金が減っていく・・・。手数料は普通に銀行で両替してもかかるしね。
関連リンク コロンビアのバランキージャ
シティバンクに口座を作るとゲットできるシティカードも、ワールドキャッシュと同じ機能を持っています。これなら、カード作成手数料は要らないし、有効期限もありません。 ただし!口座に、月額平均30万円以上の残高がないと、口座保管手数料(月/2100円)がかかっちゃうんですね。そう、30万円が「動かせないお金」になっちゃうのは、痛い。こんなに手数料取られるかと思うと、「ぜったい30万は切れない!」って、強迫観念でてきちゃうし・・・。もちろん、口座を作るメリットは他にもいろいろあるので、じっくり研究してみるのもいいかも。
ちなみにわたしはとりあえず口座を持ってるけど、旅行のためだけなら、ワールドキャッシュで充分っていうのが、実感。シティカードってカッコいいから、見栄で持ってるって感じ?
以上、2000年6月の情報です。最新情報は、シティバンクのホームページで、チェックしましょう。http://www.citibank.co.jp
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