前半のまとめ 9/9/98

物語は５人の「フアナたち」が、静かな村で暮らしていた初老の男性カリストのもとに集まってきて始まった。彼女たちは20数年まえ、カリストがコロンビア各地で浮気を重ねた「結果」だったの。おろおろしつつも、娘たちを認知するカリスト。

でも主役のフアナ・バレンティーナだけは認知を拒否！なぜなら彼女は、カリストの息子ルーベンと恋に落ちてしまっていたから…。ふたりは「異母姉弟」なので、道ならぬ恋で悩みまくるんだけど、実はホントはこのふたり、血のつながりはない。

フアナ・バレンティーナはモテモテ！ いろんな男たちを魅了しまくりなんだけど、そのうちのひとりマヌエルは、彼女に結婚を申し込んで見事にフラちゃってから、恐怖のストーカーに変身する。ちょうどそのころ、悪天候で農作物が全滅、農場主カリストは莫大な借金を背負ってしまう。お父さんの借金を少しでも減らそうと、悪戦苦闘するフアナ５姉妹と息子ルーベン。

そんな彼女たちに「恐怖のストーカー」マヌエルは、いろーんな罠を張りまくる。彼女たちを困らせて、泣きついてきて欲しいんだよね。彼はフアナたちにお金の援助をできるくらいとってもお金持ちなんだけど、その代償としてフアナ・バレンティーナに結婚を承諾させようしてるわけ。

ルーベンのストーカー（ヨランダ）や、カリストの本妻ドニャドニャなど、フアナ姉妹たちを快く思わない人たちと組んで、策略練りまくり。「どうしてバレないの？」って不思議なんだけど、バレないんだ、これが。

ルーベンには婚約者（マリア・デリア）がいて、結婚が決まってるんだけど、フアナ・バレンティーナと炎の恋に落ちちゃったので、もう婚約者のことは眼中にない。結婚式直前までいくんだけど、花嫁の父が突然亡くなっちゃったりして、結婚式は突然キャンセル。ルーベンとフアナ・バレンティーナの愛の炎は、いっそう燃え上がる…。

LAS JUANASはなぜ続く？ 10/14/98

くっだらないけど、楽しいエピソードたち。毎度、毎回、いろんな事件が起こり、そして物語は続く…。

１）主役のフアナ・バレンティーナ、違法なポスターを貼った罪で逮捕される
町に貼られた「私生児たちはここから出て行け！」のポスター。怒りに燃えたフアナ・バレンティーナはポスターを破りまくり、抗議のポスターに貼り換えていった。すると突然、「違法なポスターを貼った罪」で逮捕されちゃう。

しかしフアナ姉妹たち、彼女に惚れてる男たち、その他大勢が「自分も共犯！逮捕してくれ」と名乗り出たもんだから、監獄はいきなり大盛況。なぜかみんな楽器を持っていて、牢獄はパーティ会場に早変わり！ 歌えや踊れやの大騒ぎになる。耐えられなくなった警官は彼らを釈放して、めでたし、めでたし。

２）涙がガラスになるの巻
実父の急死で婚約者ルーベンとの結婚が延期になってしまったマリアデリア…。最愛の父を亡くした悲しみ、結婚が延期になった悲しみ、婚約者ルーベンの心がつかめない悲しみ（ルーベンの心はフアナ・バレンティーナで満たされているから）の「トリプル悲しみ」状態で泣きまくってたら、流した涙がガラス（クリスタル）になっちゃった。この噂は遠くアメリカ合衆国にまで届き、ヒューストンから新聞記者がやってきたりして、小さな村でまたひと騒動！

３）恋愛できない病が蔓延
40年前に流行った「恋愛できない病」が再び蔓延！この病気はトロピカルな気候の地域だけで発病し、キスすると感染する。ただし感染するのは女性だけ、男性にはうつらないのがミソ。で、「恋愛できない病」にかかってしまったフアナたちは、恋人たちに何の興味も示さなくなってしまいました。そんな彼女たちを何とか元に戻そうと彼女たちの恋人たちが奮闘する。
（ホントはそんなビョーキはありません。念のため）

４）17人の新たなフアナたちが現れる
恐怖のストーカー、マヌエルが張りまくる罠の数々は、絶対バレそうなのにバレない。どれもこれもバカバカしくて単純なんだけど、そのなかでも最高（最低）の罠。フアナたちを困らせ混乱させたい一心で、マヌエルはヨランダ（ルーベンのストーカー）と組み、女のコたちのお尻にサカナのアザのスタンプを押して、17人の偽フアナをつくりあげる。

５）お祭りで占いの館、大盛況！
神秘的な占師フアナ・バウティスタがその正体を隠し、占いの館をオープン！ 当たる！当たる！で大盛況、ガッポリ儲けて、経済的危機にあるカリストを救う。でも当たる占いにはウラが…。

みんなで協力して、フアナ・バウティスタにお客さんの情報をこっそり前もって教えあげてたわけ（小さい町だから、みんな知り合い）。「バレたらどうしよう…」と思いつつも、どんどんお金が入ってきて、フアナ姉妹たちはひと安心。

そしてフアナ・バウティスタに恋の予感！ お祭りで知り合った「狼男」役と、だんだんいいムードになってきた。

６）ボクシングで闘魂！
ボクサー志望のフアナ・マニのデビュー戦、相手の女ボクサーはなんと!!! 体重80キロ!!! 体重を確認しないでプロモータと契約しちゃったのが間違いの始まり…。でも実は、背後でマヌエル＋ヨランダの恐怖のストーカー・コンビが暗躍！

７）初ライブ！
グロリア・エステファンを夢見るフアナ・マティルデ、ついに念願の初ライブ！ このコンサートは、実際にスタジアムに満員の観客を集めて行われていた。

８）謎のイタリア人オヤジ、現わる
イタリア人映画監督がロケーションのため、村にやってきた。このオヤジ、実は23年前にもこの村で映画を撮影していたという。そう、ルーベンの本当の父親は、当時この映画監督といっしょに仕事をしていたイタリア人俳優だったのだ。でもまだルーベンもフアナ・バレンティーナも、このことは知らない。ヒミツを知っているのは、ルーベンの母ドニャドニャだけ。

最終回への道 10/23/98

フアナ姉妹、骨肉の大ゲンカ
お祭りの女王に誰がなるか？で、仲良し姉妹が大ゲンカ。いや実はこれも恐怖のストーカー、マヌエルの罠。フアナたちにあらぬウソを吹き込み、仲違いするように仕向けたのだ。いたたまれなくなったフアナ・バウティスタは、村を出ていく決心をするが…。

フアナ姉妹、仲直りしたのはいいけど、性格が入れ替わる
仲直りした彼女たちを待ち受けていたのは、青天の霹靂！ある日突然、フアナ５姉妹それぞれの性格が入れ替った。信心深いフアナ・カリダは、ボクサー志望のフアナ・マニ状態、明るくざっくばらんなフアナ・マティルデがフアナ・カリダのような修道女に、仕切り屋フアナ・バレンティーナは、神秘的な占師フアナ・バウティスタに…。フアナたちの身にいったい何が起こったのか？

悪魔がやってきた
異変はフアナたちだけにとどまらず、小さな村のあちこちで起こりはじめた。地震が頻発し、熱帯地方なのに寒くてセーターを着込む人が続出する。いったいなぜ??? 実はこの小さな村に悪魔が到着していたのだ。フアナたちの父カリストは、「愛はすべてを征服する」をスローガンに恋人たちを集め、デモを決行！ 愛の力で悪魔を追い払ったかに見えたのだが…。

ルーベンの結婚式直前に、婚約者マリア・デリアが失踪！
熱い愛に身を焦がすルーベンとフアナ・バレンティーナ。しかしルーベンは母ドニャ・ドニャとの約束通り、婚約者マリア・デリアと結婚しなくちゃいけない。涙にくれるルーベンとフアナ・バレンティーナ…。が、結婚式当日、マリア・デリアは「本当の愛を見つけたの。探さないで！」という書き置きを残して失踪してしまう。いったいなぜ？

ヨランダ、懺悔の巻
ヨランダはルーベンのストーカー。彼に振られた腹いせに、恐怖のストーカー、マヌエルと組み、フアナ・バレンティーナを陥れようと数々の罠を張りまくった。しかし天罰か!? 「農場の牛の乳が水になった」のを皮切りに、彼女の身に次々と不幸が襲いかかる。彼女の髪の毛は抜け落ち、爪が伸びて止まらなくなり、ついには"J"の発音ができなくなってしまう（"J"はJUANASの頭文字）。

観念したヨランダが、フアナ・バレンティーナに真実を告白すると、あら不思議。伸びて止まらなくなっていた爪は成長をやめ、"J"の発音もできるようになる。

ルーベンの母ドニャドニャ、ついに真実を告白！
花嫁が失踪してしまったので、ルーベンの結婚式は無期延期。母ドニャドニャはルーベンとフアナ・バレンティーナが心の底から愛しあいながらも、姉弟であるがゆえその愛を諦めようとしていることを知る。そう、ついにすべてが明かされるときが来たのだ！

ドニャドニャは夫カリスト、息子ルーベン、そしてフアナたちを集め、ルーベンの出生の秘密を告白する。ルーベンは夫婦の本当の息子ではない。25年前、映画のロケでこの村に滞在したイタリア人俳優と、ドニャ・ドニャの不妊治療をしていた女性との間にできた子供だったのだ…と。

映画俳優はロケが終わるとイタリアに帰ってしまい音信不通、女性は子供を生んだが、ドニャドニャに「息子をお願い」と言い残し、出産後すぐに他界。不妊で悩んでいたドニャドニャは、誰にも告げず自分と夫の子供として育てることを決意したのであった。ドニャドニャの涙の告白に、一同涙、涙、また涙。

これでめでたし、めでたし、ルーベンとフアナ・バレンティーナは結婚へGO!

最後の謎、解明。帰ってきたマリア・デリア
ルーベンの元婚約者マリア・デリアは失踪ではなく、駆け落ちだった！ 相手は恐怖のストーカー、マヌエル!!! 結婚式当日、花嫁マリア・デリアを迎えに行ったマヌエルは、ウェディングドレスを着た美しい彼女を見た途端、地面が大きくグラグラ揺れるのを感じた。するとマリア・デリアもグラグラと揺れはじめ、ふたりの間に突然の愛が芽生え、マヌエルは花嫁をかっさらって逃げた。

これも悪魔の仕業!? そう、追放されたはずの悪魔は実はまだこの村にいて、花嫁マリア・デリアの家の前で、マヌエルが来るのを待っていた。ここでマヌエルが悪魔に出会わなかったら、マリア・デリアはルーベンと結婚してたわけだから、悪魔はホントは悪魔じゃなかった?! 人間たちの愛を試し、人間たちをあるべき姿に戻すため、天界から現れたのかもしれないね。最後はフアナ５姉妹たちの結婚式で、FIN。

LAS JUANAS、３つの偶然 11/1/98

その１〜浮気した相手の子供たちが突然まとめて押しかけてくる
これって懐かしい！ 田村正和主演の「パパはニュースキャスター」と同じ展開!!!

その２〜それぞれの性格が入れ替る
浅野温子＋野村佑香のドラマ「チェンジ」（98年の秋に放映）。このドラマでは親子の性格が入れ替っちゃうんだよね。LAS JUANASでは、フアナ姉妹たちの性格が入れ替りました。

その３〜突然、兄弟が現れる！
金城くんのチョコレート（ダース）のコマーシャル。「実はあなたはひとりっ子じゃなかったのよ」とか何とかお母さんが告白。ビックリして金城くんがドアを開けると、そこには11人の金城くんがクローン状態。

そうそう、偶然って多いんだよね。音楽にもたくさん「偶然」があるし…。それともみんな、インターネットでいろーんな情報集めまくってる???

その後のフアナたち 4/19/99

主役のフアナ・バレンティーナ役 ANGIE CEPEDA
去年（98年）は、ペルーで"LUZ MARIA"というテレノベラの主役を演じて、ペルーを席捲するほどの大人気！ このテレノベラはちょっと前に感動の最終回を迎えた。

２年以上前からつきあっている恋人ディエゴ・トーレス（アルゼンチン人歌手）とは、仲睦まじい状態で、2000年に結婚するだろうって言われてる。で、現在彼女はペルーのイキトスで、バルガス＝リョサ原作の映画を撮影してる…ってペルー人のメールともだちカルロスくんが教えてくれた。

ところで２月（99年）にコロンビアに行ったとき、「ANGIE CEPEDAの幼なじみ」に会っちゃった！ 彼女はコロンビアのバランキージャっていう街の出身なの。「今度来たときには、絶対彼女を紹介してあげるからね！」って言ってくれたりして…。

歌手志望のフアナ・マティルデ役 CAROLINA SABINO
彼女が歌っている "LAS JUANAS" の公式サントラ盤は、インターネットのサイト、MUSIC BOULEVARDで購入できます。でもこないだ渋谷のＨＭＶに行ったら、このサントラ盤があったんだわ…。

２月のコロンビアでは、彼女がチリのビーニャ・デル・マールで行われた音楽祭で賞を取った！というニュースが、ニュース番組のトップで流れていた。凱旋帰国インタビューもやってたし、もしかして国民的歌手状態???

で、彼女の最新ＣＤ"LA PUERTA AZUL"（青い扉）からシングルカットされた曲が、音楽番組でよく流れてた。女優としての次の主演作は、ペルーの新しいテレノベラっていうウワサもある。

追加4/19/99 彼女の新しい主演テレノベラは、"EL FISCAL"（検察官）。コロンビアではすでに放映されているそうです。

神秘的な占い師 フアナ・バウティスタ役 SUSANA TORRES
彼女は"CAROLINA BARRANTES"っていうコロンビアのテレノベラで主役を演じている。で、このテレノベラには、"LAS JUANAS"のルーベン役 RAFAEL NOVOAや、オクタビオ役の JORGE CARDENAS も出演してる。前後関係はわかんないけど、彼女は未婚で身ごもっちゃって、さあ大変…状態だった。このテレノベラ、ちゃんと見たい！！！

彼女が付き合っている相手はROBERTO CANOという俳優???さん。超アツアツ状態で、お似合いのカップルといわれてる。

信心深い修道女 フアナ・カリダ役 KATHERINE SIACHOQUE
彼女もコロンビアの"LA SOMBRA DEL ARCO IRIS"（虹の影）っていうテレノベラに出演中。で、このノベラの役柄は、保険会社の株主役。キャリアウーマン系、しかもオトコをたぶらかしちゃうのが趣味っていうから、変われば変わるもんだ…。あと"OH QUE SERA"（ああ、なるようになる）というお茶の間系ディベート番組（悩みを抱えた一般の人が登場し、スタジオで討論する）の司会もやってる。

で、彼女は"LAS JUANAS"にストーカー役で出演してたMIGUEL VALONIと２年前から付き合っている。２年前っていえば、"LAS JUANAS"の撮影中！

追加4/19/99 このふたり、最近ご結婚！

ボクサー志望 フアナ・マニ役 XILENA AYCARDY
彼女のついては「３年付き合ったALVARO CASTILLOと別れちゃった」って記事が週刊誌に載ってたくらい。前にコロンビア人のメールともだちが「ただいま充電中」って言ってたっけ…。

遂に！カナダで放映始まる 9/15/99

カナダに住むサンドラちゃんからメールが届き、カナダでも"LAS JUANAS"が始まったって、教えてくれた。ＴＬＮというスペイン語のテレビ局が、ほんの数週間前に開局したんだって！ 最近、カナダ（特にトロントあたり）に、ラテン系が増えてるんだってね〜。だから英語字幕はなし！

ラテン圏のほとんどの国で放映された大人気テレノベラ "LAS JUANAS"、今度はカナダを征服するか???????