ホーム世紀末な???中南米旅行インデックス ベネズエラ

11/22/1999

<番外篇>美女の宝庫 カラカス


子供のころ、世界地図を見るのが好きで、カラカスって言葉の響きにうっとりしてた。「南米の表玄関」「インターナショナルで洗練された都会」…そんなイメージだったのね(当時、ベネズエラは石油のおかげで、ものすご〜く景気がよかった)。

でも不思議だったのは、「カラカスは盆地」って書いてあるのに、地図には海沿いにマークがついてたこと。親や先生に尋ねたような気もするけど、誰も知らなかった。で、今回、100年ぶりに疑問が溶けたの。カラカスの空港は海沿いなんだけど、カラカスの街は、空港からバスで30分くらい走ったところにある。バスはしばらく海岸に沿ってを走り、それから徐々に山を登り始め、そして下ると、そこに「盆地カラカス」があった。謎!?が氷解して、すっきり。

カラカスの街自体は、そんなにみどころは…ないのね。セントロ(下町)周辺の国会議事堂、カテドラル、ボリーバルの生家、ボリーバル広場あたりは、見てもいいような、見なくてもいいような…。で、このへんは比較的治安がよくない。泊まるのは避けたほうがいいと思うし、夜は出歩いちゃダメ。あとはサンビルっていう「ラテンアメリカ最大のショッピング・モール」(ブラジルにもっとデカいモールがある、ってハナシも聞いたけど)とか、GALERIA DE ARTE NACIONAL、BELLAS ARTES(なぜかみ〜んなタダだった)などの美術館とか…。

で、お薦めはお散歩! とにかくやたらとキレイな女のコがてんこ盛り!!!!! アフリカ、インド、ラテン…いろんな血が混じりあった、ゾクゾクするようなエキゾチックな女のコが、あっちからもこっちからも歩いてくる。男のコも、昔のリッキー・マーティンみたいなタイプがそちこちにいる。くりくりしたロン毛+Gパンをザクッと切った短パン+褐色で剛毛じゃないカモシカ系の足…。思わず見とれた。

あんまりキレイな女のコが多いんで思い出したけど、ベネズエラっていえば、「ミス・ベネズエラ」! 最近はミスコン下火だけど、昔はたくさんの「ミス・ベネズエラ」が「ミス・ユニバース」になってたよね、確か…。

しかも歩いているだけで、おもしろいことが次々起こり、ラテンな人々がさまざまなバトルを繰り広げ(!?)、愛に溢れた表現をする…。レストランでお金払っただけで、"GRACIAS, MI VIDA"(ありがとう、わたしの人生)とか、"GRACIAS! MI REINA"(ありがとう、わたしの女王様)なんて言われたりする。でもホンキで「女王様」だと思ってるわけじゃないから、勘違いしないこと、念のため。

わたしが行ったのは、2月。気温25度くらい、お散歩にもちょうどいい気候。石油景気のころにたくさん輸入したアメ車が今でも現役。盆地なうえに排気ガスがすご〜いんだけど、それでも歩く価値はあると思う。

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<治安>特に悪くはないけど、そんなによくもないって感じ。地下鉄は比較的きれいで便利だけど、スリがいるので気をつけましょう!

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<物価>そんなに安くないかな。便利な地下鉄の駅近くのビジネスホテルが1泊5000円前後(ダブルルームのシングル・ユース、朝食なし)、新譜のCDが2000円くらい。でも地下鉄は50円くらいだし、立ち飲みのエスプレッソ系コーヒーは20〜40円。贅沢品が高いのね。

あとカラカスの銀行の窓口は、その銀行に口座を持ってないと両替できないみたい。2か所で尋ねたけどそう言われたし、現地で会った観光客も同じことを言ってた。両替はCASA DE CAMBIO(両替店)でするか、シティバンクのキャッシュカードが便利。大きめの銀行なら、だいたいどこでもCD機で現金がゲットできました。

通貨はボリーバル。現在のレート(99年11月)は、100円=約600ボリーバル。80年代〜90年代前半のものすごいインフレの後遺症か、硬貨はまったく流通してなかった。何もかも紙幣で払うってけっこうすごいことで、ぼーっとしてると、あっという間にポケットの中が札束状態になる。

<宿泊>海外で予約できるのは、100〜150ドルくらいする4〜5つ星ホテルが中心。でも現地に入れば4000〜5000円くらい、3つ星程度のこぎれいなビジネスホテルがたくさんある。わたしがベネズエラの空港に到着したのは、夜の11時ごろ。ホテルは予約してなかったから、ちょっとドキドキだったんだけど、空港は不夜城状態。両替カウンターもホテルの予約も、み〜んなバッチリ開いてました。ただ、何か大切なイベントor国際会議とぶつかったりすると、危ないけどね…。

とりあえず1泊して、街を歩きながら安いホテルを探すテもあるけど、星1〜2程度のホテルは、ときにプロの女性御用達だったりする。そのホテル、"SIL"っていう名前だったけど、入口あたりがややアンモニア臭く、それでも入ってみたら、「あんた、何しに来たの? お門違いよ!」って視線が飛んできた。すっごくキレイな女のコだけど、タダ者じゃない雰囲気ね。「こりゃまた失礼…」とさっさと退散。

 


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