ホーム世紀末な???中南米旅行インデックス メキシコ

4/16/2000

土地土地なメキシコ


メキシコシティ+周辺

ソナ・ロサ
東京でいえば銀座。このあたりは比較的治安がよく、(だいたい)夜のお散歩もOK! ちょっと高級なレストランのお手洗いに行くと、テレノベラ女優みたいなおばさんがいたりする。あの化粧が至近距離に迫ると、愛想よく微笑まれても、ちょっとこわい。
ソナ・ロサは英語で「ピンク・ゾーン」。その名にふさわしく?この高級嗜好のエリアにも、ビデオ・ショップとか、風俗系なお店がある。雰囲気は、昔懐かしい芝浦のゴールドか? 入口にインカムつけた従業員、お水な雰囲気は万国共通・・・。

テオティワカンのピラミッド
テオティワカン人が謎の消滅をしてしまった後、アステカ人が占有したという、いわくつきのピラミッド。今世紀初頭、宝探しのためにやってきたフランス人が、ダイナマイトでピラミッドを爆破。なのに宝は見つからず、ピラミッドの60%は破壊されてしまった。まったく何てことをするんでしょう・・・。現在は、修復された状態で見学できます。

テオティワカンとグアダルーペ寺院がセットになった1日ツアーが一般的。ピラミッド見学中、一行とはぐれ、「こんな広いところで迷子になったら、二度と会えない」かと思ったが、ほどなく再会。観光客が歩くコースは決まってる。このツアーのガイド、アルフォンソ君は5か国語が喋れるスーパーな若者。メキシコに着いて初めてのツアーだったこともあって、いろんな情報を教えてもらいました。

関連リンク 奇跡…そして神秘のマント(グアダルーペ寺院)

プエブラ
美しい青タイルの街として有名。建物全体が青いっていうよりも、青い模様つきの白いタイルがよく目についた。特に砂糖菓子の家は、キレイだったっけ・・・。フランス系アパレル会社、フォルクスワーゲンの工場などがあり、経済的にも豊かな、落ち着いた雰囲気の街。金尽くしの装飾に圧倒されたのは、Capilla de Rosario(ロサリオ教会)。

チョルーラのピラミッド
世界最大のピラミッド!だと言うが、見たところはただの丘。木も草も生えていて、えっ、これがピラミッド? 敵からの侵略を防ぐために、保護色状態にしたんだそうだ。ピラミッドの中を見学することもできる。

グアナフアト周辺

サン・ミゲル・デ・アジェンデ
ミニ・グアナフアト的、コロニアルな町。ヒッピー・ムーブメントの時代に前後して外国人が住むようになり、外国人住民の比率が高い(ガイドブックによると10%)。カテドラルは、ラテンアメリカでは珍しいゴシック形式なんだけど、淡いピンク色なのがエキゾチック! 何でも、スペインのゴシック形式カテドラルの絵を見せて、職人に見よう見まねで作らせたとか・・・。町は整然ときれいなイメージ、ちょっと拍子抜け。

ドローレス・イダルゴ
メキシコ独立の指導者、ミゲル・イダルゴ神父が独立運動の口火を切ったことに由来して、この名前がついた。独立運動に関する資料を大量に保存する"Instituto Nacional De Antropologia e histria"がある。人口1800人くらい?の小さな村。ゴロゴロと喉を鳴らす、すごいデブねこに遭遇。旅行初のネコ三昧で和む。

アトトニルコ
世界の教会百選に入っているという教会は、外見地味だが、内部の装飾に圧倒される。とても小さな貧しい村で、男たちは出稼ぎしないと、食べていけないんだそうだ。乾いた色のない村、教会の入口の物乞い、信じる者が救われない現実・・・。

MUSEO EX-HDA. SAN GABRIEL DE BARRERA
元大農場で、現在は敷地全体が美術館になっている。豪邸と庭園見学。

MINA EXPERIMENTAL "EL NOPAL"
グアナフアト大学付属の炭坑で、現在は研究施設として使われている。観光客も懐中電灯つきヘルメットをかぶり、探検家気分でトンネルを進んでいく。洞窟の奥にはマリア様の像が・・・。銀を発掘していた深い穴に石を落とすと、しばらくたってから水音がするから、いかに深いか、わかってこわい。鉱夫たちは、鉄製のカゴに乗って、この深〜い穴を降りていったんだそうだ。

関連リンク メキシコ人のこころの町!? グアナフアト

オアハカ周辺

オアハカ
到着したのは日曜日で、美術館関係がみ〜んなタダ!展示会形式のコンテンポラリー系から大博物館まで、充実のラインナップでした。特に、オアハカ地方博物館は、広大なスペースに、土器、セラミック、布などなど、幅広いジャンル展示品が気取らずに並べられてて、おすすめ。

メキシコ着いて1週間が過ぎ、屋台で食べまくってたのも、このころ。お腹は壊さなかったけど、こればっかりは、運だからね〜。あと、ソカロ(中央広場)近辺では、お手頃でかわいいおみやげをたくさん売ってます。

夜、Danza Folkloricoでも見ようと、前もってチケットを買っておいたが、会場は片付けの準備中・・・。「ダンサーたちが来ないんだ」。それでおしまい。

ミルタとモンテ・アルバンのピラミッド
そろそろ遺跡はお腹いっぱい。でもツアーに参加してみた。ぎゅうぎゅう詰めのミニバス、隣りに座ったのは、お坊ちゃま風アルゼンチン人の男のコ。意志非常に強い系の弁護士のお母様と旅行中。「レンタカーを借りて遺跡に行こうとしたら、ママが絶対ダメだって言うんだ」。お母様の顔を見ると、「言語道断」って書いてあった。

しばし彼とアルゼンチン話。昔見てた、アルゼンチンのホームドラマの話をしたら、ウケた! で、メキシコではアルゼンチン観光客をよく見かけたので、「なぜ?」って尋ねてみたら・・・。「メキシコは物価が安い。アルゼンチンの旅行社がプロモーションしてる。それに加えて、1980年代、軍部に弾圧された人々が、メキシコにたくさん亡命したので、親戚や友人に会いにくるケースも多い」んだそうだ。
アルゼンチンの物価、ホントに高くなっちゃったんだってね。東京並みらしい。

午後のツアーは、アルゼンチン人一色!すれ違ったドイツ人が、もろドイツ・アクセントのスペイン語で、彼女たちに声をかけた。「君たち、どこから来たか当てようか。そう、アルゼンチンだっ!」。威厳さえ感じさせるほど、自信に満ちた彼の口調に、その場は一瞬静まり返る。「あたしたち、雰囲気、いいもんね〜」。アルゼンチン人の若い女のコが沈黙を破って言ったけど、戸惑いは隠せない。アルゼンチン人って、ホントすぐわかる。洗練されてて、ヨーロッパ的でもあり、ラテン的でもあるけど、同時に、ヨーロッパでもなく、南米でもない、不思議なアイデンティティ。なかなかどうして魅力的なんだわ・・・。

関連リンク アメリカを憂うアメリカ人との出会い(オアハカ) 

 

 


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